S-Port活用コラム

著:吉政忠志氏

自社WebサイトにCMSを採用し、年間数百万円のコスト削減と業務改善を両立第19回 15年04月更新

こんにちは、鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政忠志と申します。

長年マーケティングアドバイザーをしている、多くの会社で自社Webサイトの管理に何らかの不満を持っています。そして、その中の何割かは、かなり非効率な運営をしている会社も存在しているような感覚を持っています。

本日はCMS(コンテンツマネジメントシステム)+クラウドによる社内Webサーバのクラウド化のご紹介とその効果についてご紹介いたします。

■ CMSとは

皆さん「CMS」はご存知でしょうか。
「CMS」とは、「コンテンツマネジメントシステム」のことで、Wikipediaでは以下のように定義されています。

コンテンツマネジメントシステム(英: content management system、CMS)は、ウェブコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称。コンテンツ管理システムとも呼ばれる。

分かりやすく説明しますと、Webサイトのページデザインをあらかじめ決めておくことで、HTMLなどの知識がなくとも簡単にWebページが作成でき、また、ブログやMicrosoft Officeを使うような操作感で、素人でも容易に更新が行えるシステムのことです。

代表的なCMSはWordPress(ワードプレス:世界シェア60%:2015年 W3C Tech)やDrupal(ドゥルーパル)、HeartCore(ハートコア)、NetCommons(ネットコモンズ)などがあります。
CMSを使用していない場合、WebデザイナーやWebエンジニアにページ修正を依頼しなければならないので、Webページの運営費用が高くなります。ちなみに同じCMSのカテゴリでも製品としての方向性がかなり違うので、いろいろ比べてみるのが良いと思います。

私はいろいろなCMSを管理してきましたが、管理が圧倒的に容易なのがNetCommonsでした。
アンケートフォームを作るのもページの移設を行うのも、技術者を介さずにブラウザ上で作成・修正出来るのは圧巻です。メンテナンス性が良い反面、デザインが地味になりがちというのが欠点です。メンテナンスしやすく、デザイン的にも高い評価なのがWordPressであり、デザインパターンを選ぶだけで、誰でも簡単にシンプルなサイトから複雑なサイトまでノンプログラミングで構築できます。

※CMSをカスタマイズするときは、そのCMSを良く知った業者(認定業者がベスト)に依頼するのが良いでしょう。CMSを良く知らない業者に委託すると、「ホームページの操作が簡単になると聞いていたんだけど、そうでもないなぁ」ということになりがちです。

さて、このようなコンテンツの追加修正が簡単なCMSを活用することで、業者に委託していたWebサイトのコンテンツ管理がある程度自社で運営ができるようになり、コスト削減ができます。
実際はデザイナーに画像を発注するだけで、そのほかは自社で運営しているようなケースが多くなっています。

また、CMSが稼働する環境をCMSとクラウドのセットで提供しているサービスには、CMSやOS、DBなどのシステム部分のメンテナンスも基本サービスに含まれていることも多いため、こういったサービスの導入は、自社運営と比べるとコスト削減が期待できます。

■ CMSクラウドサービスでコスト削減を達成した企業の事例

ここで、CMSクラウドサービスを導入され年間数百万円のコスト削減を実現された企業の方の事例を紹介します。是非ご参考ください。

さが美株式会社 営業企画部 マネージャー 渡部祐治氏

CMSクラウドサービス導入の背景について、以下のコメントを頂いています。
「S-Port Cloud C シリーズを導入する以前は、設計が古く複雑なWebシステムであったためコンテンツの追加や変更に柔軟に対応することができず、またコンテンツの制作や更新も外部に委託していたため、運用効率とコスト面で課題がありました。この課題を解決し、Webサイトによる情報発信力の強化を図るため、CMSを活用したサイト運営を行う計画を立てました。CMS導入の効果としては、1.Webコンテンツのメンテナンス負荷の軽減、2.スピーディーかつタイムリーなコンテンツ更新による情報発信力の強化、3.コンテンツの一部内製化による運用コストの削減、が狙いでした。いくつかのCMS製品を検討した結果、期待する導入効果に加え、多機能であることと、オプション機能など将来的なシステムの拡張性に富んでいる点を評価し、 S-Port Cloud C シリーズを採用しました。導入ベンダーは、 S-Port Cloud C シリーズの導入やアドオン開発だけでなくWebサーバの整理・統合も相談できるところが必要でしたので、自社でデータセンターを運営する鈴与シンワート社にお願いすることにしました。」

※S-Port Cloud C シリーズ=CMS+クラウドのセットサービス

本事例の詳細は以下をご覧ください。実際の導入後の状況がよくわかると思います。
https://s-port.shinwart.com/case/kimono_ha_sagami/

■ CMSの選び方

最後にCMS構築業者の選び方をお伝えします。
CMSの導入で一番後悔するパターンは、CMSのでも管理画面を見て「これは便利!」と思って業者とCMSを選び、カスタマイズなどをしているうちに管理画面でCMSの良さが消え、コンテンツ管理が面倒になるパターンです。
カスタマイズと引き換えにコンテンツ管理画面の利便性が悪くなるのはCMSの選定が悪いか、業者の腕が悪いかのいずれかです。

そこで、一番良い業者判別方法は、その業者が作ったCMSサイトのユーザに実際に訪問してCMSの便利さを事前に確認することだと思います。もしくは事例が多い業者は比較的安心です。

いかがでしたでしょうか?

本コラムがCMS導入によってどの程度コストが削減になるか、またどの程度便利になるかを判断する参考情報になれば幸いです。

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