VMware海外事情コラム

著:野田貴子氏

vRealize Automation 6.1+ Content PackとLog Insightの紹介第01回 15年04月更新

先日リリースされたvRealize Automation 6.1+ Content Packは、バージョン6.1と6.2をベースに設計されています。詳しくは先週公開されたSteve Flandersによる告知をご覧ください。
vRealize Automationには多数の異なるコンポーネントが存在しうるため、ログの収集や照合が困難になることがあります。今回リリースされたコンテンツパックでは、すべてのログを視覚的にまとめ、数あるコンポーネントの閲覧をひとつのツールの中で行えるようにしました。この記事では、このコンテンツパックについてより詳細に紹介したいと思います。このコンテンツパックには、以下のダッシュボードが含まれています。

1.General Overview – 数種のコンポーネント全体の使用状況やイベントボリュームを見ることができます
2.General Problems – vRealize Automationの環境をスムーズに動かし、特定の問題を解決するためのクエリーやアラートを表示します。
3.SSO – Identity VAや、vCenterが埋め込まれたSSO、WindowsにインストールされているSSOでの認証ログやエラーを取得します
4.vRealize Automation Appliance – テナント、CAFEサブコンポーネント、サービスカタログのイベントを表示します。
5.vRealize Automation IaaS – vRealize Automation環境のWindowsホスト上で稼働しているIaaSコンポーネントや、IaaSワークフローのためのクエリーを表示します。
6.vRealize Automation Tomcat – 一般的なTomcatログの概要を表示します。
7.vRealize Automation Notification – 受信者、テナント、ビジネスグループによるお知らせサービスへの警告を表示します。
8.Application Services – ノードやタスク、ユーザーによるアプリケーションサービスのためのイベントを表示します。
9.Telemetry (for vRealize Automation 6.2+ only) – 特定のシステム定義情報を抽出するためのクエリーを表示します。
10.vRealize Orchestrator – vRealize Automationバーチャルアプライアンスに埋め込まれたインスタンス、あるいは外部インスタンスからのvRealize Orchestratorのためのコンテンツを表示します。
11.vRealize Code Stream – Code StreamとJFrog Artifactoryのインスタンスのためのコンテンツで、以下のものを含みます。

General Overview ダッシュボード
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General Overviewダッシュボードでは各コンポーネントからのイベントやワークフローが表示され、それらはシステム全体の使用状況やボリュームを表示します。整列されたダッシュボードによって、IaaSワークフローの実行に関するDEMイベントを視覚化することができます。同様に、Tomcatイベントに関するvRealize Automation CAFEイベントのボリュームを見ることができ、システム全体の動向について理解できます。

General Problems ダッシュボード
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vRealize Automation Problemsのダッシュボードは、よくありふれた問題に対するクエリーやアラートを表示します。正常な状態ではダッシュボードのウィジェットには何も表示されません。私のラボのデモ環境にて役立つと思われたクエリーやアラートには、次のようなものがあります。

1.認証エラー – どのホストで認証エラーが発生しているかを見ることができます。
2.タイムボム – 指定されたテナント、またはデフォルトのテナントのソリューションユーザーが期限切れのために、しばしば引き起こされるエラーをレポートするクエリーが含まれています(解決用にKB(ナレッジベース)へのリンクも表示されます)。
3.Windowsホストが容量不足(または一歩手前) – IISはデフォルトでは出力されるログを廃棄したり入れ替えたりしません。そのため、IaaSウェブサービスによってWindowsホストがディスク容量を使い切ってしまうことがあります。その場合、Infrastructureタブにアクセスできなくなり、IaaSのブループリントを基にする新規のカタログアイテムを要求した際に、IaaS Requestフォームが表示されなくなります。この警告を確認できるように、問題があれば通知メールを送るように設定しておくことを強く推奨します。私の経験上、非常に有益なアラートです。
4.ライセンス切れ – ライセンスキーが切れている可能性のあるラボやPOC、テスト環境に対して、この機能は極めて有効に利用できます。
私がモニターしているある内部環境のところでちょうど今日受け取った警告メールがこちらです。

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SSO ダッシュボード
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SSOログにフォーカスを当て、認証やログイン周りの問題をレポートするダッシュボードです。以下のダッシュボードが並んでいます。
1.テナントによるログインの正否
2.認証やログインの失敗

トラブルシューティングできるように、Active Directoryの定義によるエラーを発見するためのダッシュボードとクエリーがあります。たとえば、
1.グループDN(識別名)の重複(循環依存によるもの)
2.不正なグループ(保護されたグループなど)
3.不正なAct Asトークン(グループ名のスペースをトレイルすることによるもの。vRealize Automation/SSOの以前のバージョンではエラーでした。)

その他の有益なクエリーには次のようなものがあります。
1.テナントの認証エラー
2.ユーザーの認証エラー
3.エラーコードによるSSOエラーイベント
4.ソリューションユーザーのパスワード期限切れ

vRealize Automation Appliance ダッシュボード
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これらのダッシュボードは、vRealize Automationバーチャルアプライアンスのイベントログをレポートします。これは主にCAFEサービスによって生成されるCatalina.outログに由来します。テナントごと、サブコンポーネント(特定のCAFEサービス)ごと、メッセージタイプ別のイベントやエラー、警告を含みます。

vRealize Automation IaaS ダッシュボード
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IaaSダッシュボードでは(共存、分散に関わらず)すべてのIaaSコンポーネントのログについて報告されます。これらのダッシュボードの多くはIaaSワークフローの実行(実行予約、実行済み、実行エラー)にフォーカスします。ここでレポートされたデータコレクションワークフローについての情報もあります。

vRealize Automation Tomcat ダッシュボード
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TomcatダッシュボードはvRA CAFE Applianceのインスタンスに特化され、トラブルシューティングに役立ちます。

vRealize Automation Notification ダッシュボード
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Notificationダッシュボードは特にCAFEサービスの問題にフォーカスし、お知らせメールを送受信します。電子メールホストの接続問題や、テナント受信者ごとのエラー、お知らせシナリオイベントなどがあります。

vRealize Automation Application Services ダッシュボード
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Application Servicesは実装されると機能的にはそのバーチャルアプライアンス上で稼働し、ログ内のイベントについてレポートします。これらのダッシュボードはApp Servicesイベントをホストノード(たとえば、そのApp Servicesが相互作用するvRealize Automation環境の他のホスト)やタスク別に表示します。デプロイされたVMのイベントやユーザー(リクエストした人)のデプロイについてレポートするダッシュボードもあります。

vRealize Automation Telemetry ダッシュボード
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Telemetryダッシュボードは、vRealize Automation 6.2以上のバージョンに対してのみ有効です。システムが定義されている状態について、ログファイルにデータが定期的に追加されます。他のテレメトリーデータには、ログバンドルコレクションにキャプチャされるものの、ログには含まれないため、コンテンツパックのクエリーとしてレポートされないものがあります。テレメトリーログのエントリーは特殊なタグ付けがされ、それによってこのセクションのダッシュボードは以下のものに特にフォーカスします。

主要なデータにはたとえば以下のものがあります。
1.有効なビジネスグループの数
2.有効なエンタイトルメントの数
3.有効な承認ポリシーの数

vRealize Orchestrator ダッシュボード
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これは、Log InsightのvRealize Orchestratorダッシュボードの最初のイテレーションです。このログフォーマットに対するマイナーチェンジが、特にワークフローの実行に関して、vRealize Orchestratorログのクエリーデータの能力を改善してきました。ワークフローを基にしたクエリーには二種類あります。ひとつはvRealize Automationスタブコールアウトで、もうひとつは通常のvRealize Orchestratorワークフローです。主要な違いは、前者はスタンダードスタブワークフロー(Workflow Runnerなど)に対するログを除去することでノイズを減らし、これらのラッパーから来る実際のワークフローの実行にフォーカスすることができます。すべてのワークフローは後者のクエリーに含まれ、呼び出されたワークフローではなく、ラッパーワークフローによりグループ化されます。

vRealize Code Stream ダッシュボード
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vRealize Code Stream 1.0はvRealize Automation 6.2と同時にリリースされました。ログ取得にはたいていの場合vRealize Automationと同じCatalinaログを利用します。しかし、Code Streamサービスに特化したクエリーをここでは抽出しています。Code Streamのライセンスに含まれる、埋め込みのJFrog Artificatoryインスタンスのためのクエリーもあります。

ダウンロードと設定について
このコンテンツパックは、Log Insightマーケットプレイス、またはVMware Solution Exchangeから入手可能です。Log Insightにログを記録するため、vRealize Automationコンポーネントの定義をどのように設定すればよいかについては、Solution Exchange一覧のResourcesセクションに目を通してください。
※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
引用元 http://blogs.vmware.com/management/2015/02/exploring-vra-6-1-content-pack-log-insight.html
※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。