CPU・メモリ・HDDなど、コンピュータに必要な機器を一枚の基板に実装したサーバです。その基盤が「ブレード(刃)」のように細長いことから、そのように呼ばれています。なお、ブレードは1枚で単体のコンピュータとして使用します。
ブレードを差し込む筐体は「シャーシ」または「エンクロージャー」と呼ばれ、ブレードを差す差込口が並んでいます。内部にはブレードへの電源供給口や制御ユニットが用意されています。ブレードを差込口に差して使用します。
ブレードサーバのメリットは従来のラックマウントサーバに比べて省スペース・省エネルギーであるというメリットがあります。ラックマウントサーバの場合はサーバを増設するには台数分のユニットが必要ですが、ブレード型サーバの場合は筐体にブレードを差し込むだけで増設可能です。具体的には、筐体には3Uサイズであれば20枚程度、1Uサイズであれば6枚程度のブレードを差し込むことができます。なお、サーバラックには30Uから40U程度の容量があるため、1台のラックに物理的には200~250台のサーバが格納可能です。
また、ブレードサーバは、給電ユニットや放熱ファンを筐体全体で共有できるため、使用する部品の点数を減らすことができる点もメリットの一つです。。
都内ターミナル駅から徒歩2分 でアクセス可能な都市型データセンター「S-Port東京第二センター」はブレードサーバにも適した設備が充実しています。