CDN(Content Delivery Network)とは、コンテンツ配信ネットワークとも呼ばれ、Webサイトの画像・動画・HTML・CSS・JavaScriptなどのコンテンツを、ユーザーに近い(地理的に分散した)サーバから配信する仕組みです。データセンターやクラウドサービスの配信基盤と組み合わせることで、表示速度の向上、アクセス集中時の負荷分散、セキュリティ強化に役立ちます。AWSでは、CDNについて静的・動的コンテンツを低レイテンシーで配信する仕組みとして紹介しています。

CDNの仕組み

CDNでは、元データを持つ「オリジンサーバ」と、世界各地に配置された「エッジサーバ」が連携します。ユーザーがWebサイトにアクセスすると、CDNは近くのエッジサーバにキャッシュがあればそのコンテンツを返し、キャッシュがない場合はオリジンサーバから取得します。

これにより、オリジンサーバに毎回アクセスする必要が減り、ネットワークサービス全体の応答速度が向上します。

CDNを利用するメリット

CDNの主なメリットには、Webサイトの表示高速化、サーバ負荷の軽減、可用性の向上、セキュリティの改善が挙げられます。たとえば、キャンペーンサイトや動画配信、ECサイトなどでアクセスが集中しても、複数のサーバへ通信を分散できます。また、DDoS攻撃対策やTLS証明書管理、WAFとの連携など、セキュリティサービスの一部として活用されるケースもあります。

CDN導入時の注意点

CDNは便利な一方で、キャッシュ設定を誤ると古い情報が表示されたり、個人情報を含むページが意図せず保存されたりするリスクがあります。そのため、公開コンテンツと会員向けページを分け、キャッシュ対象や有効期限を適切に設計することが重要です。必要に応じて、Cache-Controlの設定やキャッシュの無効化(パージ)運用も検討しましょう。

参考:AWS 「CDN (コンテンツ配信ネットワーク) とは何ですか?」
https://aws.amazon.com/what-is/cdn/