コロケーションとは?
コロケーションは、事業者が運営するデータセンターの設備(設置スペース・電源・空調・回線接続・入退室管理など)を借り、自社のサーバやネットワーク機器を安全に運用する形態です。自社で建物を持たずに、堅牢なデータセンターサービスを利用できます。
コロケーションの仕組みと、ハウジングとの違い
コロケーションは、利用者が所有するサーバやネットワーク機器などをサーバラックに収容し、必要な電力や冷却設備、通信回線などを組み合わせて使います。データセンターサービス事業者は、施設運用とセキュリティ(監視、入退室管理、冗長電源・空調など)を提供します。
同じ意味合いでよく使われる言葉にハウジングがあります。コロケーションと同様に、サーバなどの機器を設置するスペースを提供するサービスですが、「ラック単位で借りる」小規模のものから「専用区画や専用室を借りる」大規模なものを含めてコロケーションと呼ぶケースが一般的です。
企業が選ぶ理由
企業がコロケーションを選ぶ理由は、自社でデータセンターを構築・運用するよりもコストを削減でき、高い信頼性や物理セキュリティ、冗長化された電源・ネットワークを利用できるためです。また、設備拡張が容易で、BCP・災害対策の点でも評価されています。
失敗しない選び方
コロケーションサービスを選ぶ際のポイントはいくつもありますが、代表的な3つのポイントを解説します。
① 電力確保
将来のサーバ増設を見据えて、サーバラック当たりの必要電力(kW)などを確認します。
そのうえで、電源の冗長設計を行い、条件を満たすコロケーションサービスを選択します。
特に電力については、日本ではデータセンターや半導体工場の新増設などを背景に、2034年度の全国需要電力量が「8,524億kWh(2024年度比+5.8%)」、最大需要電力が「1億6,459万kW(同+4.4%)」という見通しも示されており、電力確保は契約条件のひとつになっています。
② 通信品質
通信キャリアやクラウドサービスへの接続など、提供されているネットワークサービスも重要なポイントです。また、アクセスが集中した際の通信品質の確保についても確認します。
③ 運用支援
運用管理の効率化を図るためには、リモートハンドや監視体制、SLA(稼働率の約束)、監査・認証対応の範囲などを確認します。
参考:資源エネルギー庁「今後の電力需要の見通しについて」
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/085_06_00.pdf
