DDoS攻撃とは「Distributed Denial of Service attack(分散型サービス拒否攻撃)」の略称で、サイバー攻撃の1つです。攻撃対象となるサーバなどに対して複数のマシンから大量のパケットを送り付けることで高負荷状態をつくり、サービスの提供を妨げる攻撃です。

DDoS攻撃と類似の攻撃に「DoS攻撃」があります。DoS攻撃との違いは、DoS攻撃は1台のコンピュータからの攻撃ですが、DDoS攻撃は複数のコンピュータからの攻撃であるという点です。

DDoS攻撃の目的としては「脅迫」「金銭の搾取」「抗議」「企業への嫌がらせ」などがあります。DDoS攻撃による被害は世界で数多く報告されています。日本では2015年11月に発生した「東京オリンピックのホームページが12時間閲覧不能になる」などの被害があります。

DDoS攻撃は複数のコンピュータを踏み台にしてサーバなどを攻撃するため、個別のIP制限だけでは防ぐことは困難です。このため、DDoS攻撃に特化した、DDoSミチゲーション装置などのDDoS対策ツールを導入することが有効です。

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