エッジデータセンター(Edge Data Center)とは、ネットワークのエッジ(端)に配置されたデータセンターのことを指します。データが発生する場所やユーザーの近く(ネットワークの「エッジ」)に設置されるのが特長です。
従来のクラウドコンピューティングでは、遠隔地にある巨大な中央データセンターでデータを処理していました。これに対し、エッジデータセンターはデータの発生源付近で処理を実施します。
エッジデータセンターのメリット
エッジデータセンターの主なメリットは、以下の3点です。
・低遅延通信を実現できること
・ネットワーク負荷を軽減できること
・システム全体の可用性を高めること
それぞれについて解説します。
低遅延通信を実現できること
エッジデータセンターは、データの発生源に近い場所で処理するため、中央データセンターとの通信距離が短縮され、通信遅延(レイテンシ)を大幅に削減できます。特に、自動運転やIoT、リアルタイム映像解析など、即時応答が求められるアプリケーションに適しています。
ネットワーク負荷を軽減できること
すべてのデータをクラウドサーバ側へ送信するのではなく、必要な処理をエッジ側で実行することで、ネットワーク全体の帯域負荷を軽減できます。通信コストの削減につながる点もメリットです。
システム全体の可用性を高めること
データ処理を地理的に分散させることで、中央システムへの依存度を低減し、障害発生時にも部分的なサービス継続が可能になります。その結果、システム全体の可用性と耐障害性が向上します。
