ハウジングサービスとはデータセンター事業者が提供するサービスの1つで、サーバやネットワーク機器を設置するラックと場所を提供するサービスです。ハウジングサービスを利用する企業はサーバやネットワーク機器をデータセンターに持ち込み、データセンターに設置をします。そして、基本的に自社から遠隔で操作や管理をします。
ハウジングサービスを利用するメリットは主に4つあります。
1.堅牢なデータセンターに設置するため災害に強く、BCPやDRなどの拠点として使うことができる
2.データセンターは高いセキュリティが維持されているため、機密性の高いシステム/データの保管ができる
3.安定した高速回線を利用できる
4.ITインフラの監視/運用をデータセンター事業者に任せることができる
ハウジングサービスの利用で特に注目を集めているメリットが「災害対策(DR)やBCP対策になる」ことです。一般的なオフィスビルの構造や設備では特定のシステムへの災害対策に限界がありますが、ハウジングスペースのあるデータセンターは地震や洪水が起きにくい土地を選んで建設されており、かつ耐震構造や免震構造を備えた堅牢な建物です。また、停電時は自家発電装置や非常用電源で給電が可能です。そのため、災害時にも事業が継続できるよう「BCP対策」にハウジングサービスを活用することは非常に適しています。
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