【Linux】"iノード"”iノード”番号とは? 第05回 22年11月 / 最終更新:2023.11.17

LinuxおよびUNIXベースのファイルシステムにおいては、"iノード"という概念があります。
"iノード"は、ファイルやディレクトリに関するメタデータ(データに関するデータ)を格納するデータ構造のことで、各ファイルやディレクトリは、固有のiノードを持ち、このiノードによってそのファイルやディレクトリに関する情報が管理されます。

◆iノードに格納する情報

ファイルの所有者
ファイルのパーミッション(アクセス権限)
ファイルのサイズ
ファイルの作成日時と更新日時
ファイルのリンク数
データブロックへのポインタなど

"iノード番号"は、ファイルやディレクトリを識別するために使用される番号です。
iノード番号により、ファイルシステム内でのファイルとディレクトリの識別が可能となります。
iノード番号は、ファイルやディレクトリの名前とは無関係であり、名前を変更してもiノード番号は変わりません。
そのため、ファイルやディレクトリの名前が変更されても、iノード番号を使用することでそれらを一意に識別できます。

ls -i コマンドを使用すると、ファイルやディレクトリのiノード番号を表示できます。
また、ファイルのパーミッションを変更したり、所有者を変更したりする際にもiノード番号を使用できます。

参考URL:
iノードとは? https://wa3.i-3-i.info/word14804.html