森下竜行の〇〇ってなんやねん!

著:森下竜行氏

コンバージョンに繋がりやすいフォームの作成方法第04回 18年06月更新

皆さんはウェブサイトの申し込みフォームや購入フォームの途中で「もういいや!」とフォームを離脱した経験はありませんか?
私を含め結構な割合の方が該当するかと思います。

実はフォームページでの平均離脱率は70%以上と言われております。

今回はユーザーが離脱しないフォームにするためにはどうすればいいか紹介していきたいと思います。

1.項目を精査する。

人がファーストインプレッションが大事と言われているようにフォームページについてもファーストインプレッションが大事です。

ファーストビュー内に項目数が収まっていないと必然的に項目数が多いと認識してしまいフォームを離脱してしまう傾向にあります。項目がファーストビュー内で収まれば入力項目から送信ボタンまで見渡すことができ、入力作業がどれだけ必要かわからないという一瞬の不安と、スクロールの手間を減らすことができます。

各項目が本当に必須かどうかきちんと精査することで離脱を防ぎましょう。

2.入力時間節約の工夫をする。

ユーザーが面倒くさいと感じて離脱してしまうのは多くの作業が伴うからです。

つまり入力時間を節約できるような仕様にすれば離脱防止に繋がります。

ではユーザーが時間を節約できるようにする方法とはどんなものがあるでしょうか。

1.オートコンプリート機能

オートコンプリート機能とはブラウザに登録されている情報を自動でフォームに入力することができる機能です。

この機能によりユーザーの入力ミスを防ぎ、入力時間を短縮することができます。

ただしこれはユーザー側で使えないようにすることも可能ですので、EFO対策はこの方法だけということがないようにしましょう。

2.郵便番号による住所補完

郵便番号を入力することで住所欄を自動的に補完してくれる機能のことです。ただしこれはほとんどのフォームでは実装されている為、逆にこれが実装されていないフォームではユーザーはとてもストレスを感じてしまうことになるでしょう。

3.未然のエラー表示をする。

フォームの全ての項目を入力して完了ボタンを押した後に一気にエラーが表示され興ざめしたことはありませんか。

人間の心理として、ゼロから入力するよりも、入力したものを手直しすることを面倒に感じる傾向があります。これを防ぐにはインラインバリデーションが有効的です。

インラインバリデーションとはフォームを入力する際に入力項目が正しいかどうかをリアルタイムでチェックする仕組みのことです。

英Etre社とLuke Wroblewski氏がインラインバリデーションに関する検証で以下のような結果を報告しています。

・成功率が22%向上

・エラー発生率が22%減少

・満足度評価が31%向上

・入力完了までの時間が42%減少

・視線が移動する回数が47%減少

この結果からインラインバリデーションを導入しない手はないでしょう。

4.記入例を表示する。

フォームにおいてユーザーを困惑させないことは非常に重要です。ウェブサイトを見ているのはITリテラシーの高い方だけではありませんので誰が見ても記入方法が分かるというフォームにしましょう。

5.自然な流れを妨げない

フォームにおいてテンポというのも大事になります。視線は上から下へと移動していきます。その自然な視線の流れに逆らうことになればユーザーに不快な体験をさせてしまうことになります。これを意識して視線が下から上にいかないような情報の配置を心がけましょう。

6.回遊リンクを設置しない

ウェブサイトにおいて回遊を促すためのサイドバーやグローバルナビゲーションは非常に大切です。しかしフォームページでは回遊を促すことがデメリットになってしまうこともあります。

「お申込み」や「お問合せ」など特定のアクションに集中してもらいたい場面では、ユーザを目移りさせ、

コンバージョンプロセスから離脱させてしまう要素は表示させない方がいいのです。実際に大手ECサイトである楽天市場やAmazonでは購入画面ではユーザーの気が散らないように余分な要素は表示されておりません。

7.入力完了までのプロセスを表示する。

ユーザーとしてはフォームの入力が完了するまでにどのようなプロセスを経て、どれくらい時間を要するのかが分からないと中々フォームを入力する気になりません。ですのでフォームの上部に下記のような入力完了までのプロセスを表示するようにしましょう。

 

 

8.フォーム画面からの離脱前のワンクッションを設ける。

フォームはユーザーの操作ミスを前提に作成するべきです。

その操作ミスの代表例はブラウザの戻る機能の使用してしまうことです。ブラウザやデバイスによっては戻るボタンを押さずとも戻る機能が発動してしまうことがあります。例えばバックスペースキーを入力フォームにフォーカスしていない状態で押すと戻る機能が発動してしまいます。

実際私自身もフォームの送信完了手前で誤操作で離脱してしまった経験がありますが、再度入力フォームに遷移する気になりませんでした。戻る機能が発動した場合でも本当にフォームを離脱する意思があるかどうか問うワンクッションを設けることでユーザーの操作ミスによる離脱を防止することができます。

9.プライバシーポリシーを明示する。

近年セキュリティ意識は高まっており、GDPR(EU一般データ保護規則)の影響により今後更にセキュリティ意識は更に高まっていくかと思います。セキュリティ意識が高まれば高まるほど企業に対して個人情報の管理についての姿勢が問われていきます。「大切な情報を預けても問題ない」と感じてもらう為にもプライバシーポリシーは明記しておくべきです。

10.最後に

ここまで色々と紹介しましたが全てを一言でまとめるとしたらこうです。

「ストレスを感じる隙を与えるな!」

この考え方を軸にしてフォームを作成してみてください。そうすれば更に効果的な対策が見つかるでしょう。

 

今回はいかがでしたでしょうか。

今後新規サイト構築やサーバの引っ越しを考えられている方がいらっしゃいましたら、是非日本に大規模なデータセンターを構え、手厚いサービスをしてくれることで定評のある鈴与シンワートの「S-Port」クラウドを導入してみてください。

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