サーバの運用・保守とは?主な業務内容、違いをわかりやすく解説! 第02回 24年05月 / 最終更新:2024.06.06

企業のWebサイトやシステムを安定して稼働させるには、サーバの運用・保守が欠かせません。サーバの運用・保守の業務は多岐に渡るため、どのような業務を行っているのかイメージしにくいと感じている方も多いのではないでしょうか?

本コラムでは、サーバの運用・保守の業務内容を紹介します。また、混同されやすいサーバ運用とサーバ保守の違いや、それぞれの具体的な実践方法も紹介しますので、是非、ご参考にしてください。

サーバ運用とサーバ保守の違い

サーバ運用・保守の目的は、サーバを安定して稼働させることです。目的は共通していますが、厳密には役割や業務内容が異なります。

サーバ運用の役割は、サーバの障害を未然に防止することです。たとえば、24時間365日体制でのサーバ監視やパフォーマンス最適化、インシデント管理などの業務を行います。

一方、サーバ保守の役割は、障害が発生した際に復旧作業などを行うことです。サーバ保守は、サーバの不具合が起きた際の修理・交換対応、メンテナンスなどの業務を行います。

サーバ運用とサーバ保守は、厳密な意味は異なりますが、実際の現場では運用・保守の業務を区別せずに兼務しているケースが多く見られます。

 サーバ運用サーバ保守
役割サーバの障害を未然に防止する障害が発生した際に復旧作業を行う
主な業務内容サーバ監視やパフォーマンス最適化、インシデント管理、バックアップ対応などサーバの修理・交換対応、メンテナンスなど

サーバ運用の主な業務

サーバ運用では、以下の業務を行っています。

サーバの監視

サーバを監視する目的は、サーバが正常に稼働しているかを常にチェックし、障害が発生した際に迅速に対応することです。

サーバは、Webサーバやメールサーバ、データベースサーバなど多くの種類があります。これらは企業のビジネスに直結しているものが多く、仮に障害が起きるとビジネスに大きな影響が出ます。そのため、サーバの監視は、障害を迅速に発見・解決するために24時間365日体制で行うのが一般的です。

サーバは、24時間稼働させる必要があり、熱が発生しやすくなります。そのため、熱が発生しないよう、空調が安定した専用のスペースに設置する必要があります。監視には監視システム等を用いて、遠隔で行うケースがほとんどです。

監視システムはサーバの稼働状況を一元管理することができ、担当者の負担を軽減することができます。

サーバのパフォーマンス最適化

サーバは、自社の稼働状況や繁忙期に合わせて設定を変更しなければいけないケースが多々あります。たとえば、自社サイトへのアクセスが急速に増加する場合、その負荷に耐えられるように予めサーバのリソースを増強するといった対応が必要です。

サーバ運用では、ログやデータ容量をチェックしたり、不要なファイルを削除したりする作業を定期的に行い、サーバのパフォーマンスを最適化します。

インシデント管理

インシデントが起きた際の原因究明や、再発防止策の策定などもサーバ運用業務のひとつです。サーバの障害や問題を日常的に記録し、安定稼働させるための対策を検討します。

定期的なバックアップ

サーバの障害が発生すると、サーバ内にある企業の重要なデータが消失するリスクがあります。このようなリスクに備えて、定期的にデータのバックアップ作業を実施することもサーバ運用業務です。

バックアップデータがあることで、データが消えてしまった際は速やかにデータを復元し、ビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。

サーバ保守・運用の業務

サーバ保守の主な業務

サーバ保守では、以下の業務を行っています。

復旧作業、修理・交換対応

サーバは、突発的に不具合が発生したり、サーバ内の部品が故障したりすることが多々あります。サーバ保守では、状況を確認した上で問題を究明し、迅速に対応することが求められています。

復旧作業はミスが許されない作業であるため、マニュアルを基に二人体制でダブルチェックしながら行うのが一般的です。

メンテナンス

サーバは物理的な機器であるため、長く使っていると経年劣化によって部品が破損する恐れがあります。そのため、定期的にメンテナンスすることが重要です。

サーバの稼働状況を確認し、劣化している部品がないかを点検したり、必要に応じて修理や部品交換をしたりします。

サーバの運用・保守を実施する方法3選

サーバの運用・保守を実施する主な方法は、以下の3つです。

・サーバエンジニアの採用
・スポット保守サービスの利用
・アウトソーシング

ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

1.サーバエンジニアの採用

一つ目は、サーバエンジニアを採用する方法です。サーバの運用・保守を強化したい場合、サーバエンジニアを採用することが効率的といえます。採用が難しい場合は、自社の社員をサーバエンジニアとして育成する方法もあります。

サーバの運用・保守を内製化できれば、サーバのトラブルが発生した際に迅速に対応でき、トラブルの対処法やサーバ運用に関するノウハウを自社に蓄積することができます。

しかし、昨今の日本はIT人材が不足しており、自社に最適なサーバエンジニアを確保することは非常に難易度が高くなっています。そもそもサーバの運用・保守は、複数人、またはチーム単位で行う必要があるため、人数を確保することも難しいと思われます。

自社でサーバエンジニアを育成することは、研修や教育にかけるコスト負担と一人前になるまで時間が掛かることがデメリットです。

2.スポット保守サービスの利用

2つ目は、スポット保守サービスを利用する方法です。スポット保守サービスとは、サーバに不具合があった際に保守対応を提供するサービスのことです。依頼者から連絡があったときのみ保守対応を行います。

スポット保守サービスは、月々の固定金額は掛からず、依頼があった際の作業費用や交通費などをその都度支払う仕組みです。そのため、サーバが安定稼働していれば、コストが抑えられるメリットがあります。

スポット保守サービスのデメリットは、サーバの故障が頻発するとその分コストが割高になる点です。また、自社対応よりもトラブル解決するまでの時間が長くなる可能性があります。

3.アウトソーシング

3つ目は、アウトソーシングです。アウトソーシングとは、外部のベンダーと運用・保守契約を締結し、サーバの運用・保守を代行してもらう方法です。

サーバの障害はいつ発生するか分からないため、24時間365日体制で管理するのが一般的です。しかし、リソースに余裕がない企業の場合は、24時間365日体制での監視体制を自社で構築することは非常に難しいことです。

アウトソーシングは、24時間365日の監視や障害復旧作業などを代行して貰える点がメリットです。

鈴与シンワートでは、S-Port データセンターサービスを提供しています。監視専門チームによる24時間365日の監視や障害復旧サービスの提供や、サーバやネットワーク、ストレージの初期構築作業など、さまざまなサービスを提供しています。

サーバの運用・保守を強化したい、リソース不足を解消したいという課題をお持ちのお客様は、是非お気軽にご相談ください。お客様に最適なサービス内容を提案させていただきます。

鈴与シンワートではデータセンターサービス(S-Portサービス)をご利用いただいているお客様のサーバやネットワークなどを24時間監視運用するサービスを提供しております。

万一の障害時にも迅速な対応により、お客様の事業継続を支援します。

監視・マネージドサービスの詳細はこちらからご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/service/security/monitoring-operation/

まとめ

本コラムでは、サーバの運用・保守に関わる業務内容を紹介しました。

サーバの運用・保守は、自社のビジネスを安定して行うためにも特に重要な業務です。サーバの運用・保守を強化したい、人手不足を解消したいと考えているお客様は、是非お気軽にご相談ください

https://www2.shinwart.co.jp/l/907272/2022-01-17/3nzm9