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テクニカルコラム

Tech-Column

岡田あすみのポジティブPR

著:岡田あすみ氏

第11回 17年12月更新

「KUSANAGI for S-Port」の魅力、採用メリットの総まとめ

 

「KUSANAGI」エバンジェリストの岡田あすみと申します。
第11回に渡って連載させていただいております「岡田あすみのポジティブPR」ですが、今回をもちまして「KUSANAGI」から離れることになりましたので、最終回とさせて頂きます。ですが、全国に広がる「KUSANAGI」のファンコミュニティである、「KUSANAGI」ユーザー会などもありますので、またどこかで読者の皆様と「KUSANAGI」を通じてお会いできることを楽しみにしております。
2017年の集大成となる本コラムでは、「KUSANAGI」と「KUSANAGI for S-Port」の魅力をご紹介します。どうぞご覧ください☆

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<目次>
・「KUSANAGI」とは何か?
・Webサイトの高速化が求められている背景
・では、「KUSANAGI」はどれくらい速いのでしょうか?
・「KUSANAGI」の高速化チューニングの内容
・「KUSANAGI for S-Port」導入事例紹介
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~「KUSANAGI」とは何か?~

この質問に答えるのならば、「WordPressを始めとしたCMSを高速化する仮想マシンです。 」と私は答えます。
PHP+MySQLで構築されているWordPressのような動的CMSは、使用しているうちに速度が重たくなるのが必至です。
そのため、高速化の技術の一つとして、“ページキャッシュ”があるのですが、管理画面やユーザログインが必要なサイトの場合、同じHTMLページをブラウザに返す“ページキャッシュ”のような技術は使用することができません。
「KUSANAGI」は、“ページキャッシュ”を使用しなくてもWebサイトを高速化することができます。
今では130社以上にわたる企業様が、「KUSANAGI」を使って速度改善をし、PV数の向上、作業効率のアップを図っているようですね。

~高速化が求められている背景~

ここ4~5年の間、CPU(中央処理装置)の開発ロードマップは、動作クロックよりもコア数重視の流れがあり、これ以上ハードの進化による処理速度の向上を期待しづらくなっているという背景があります。
よく「動作が重たくなる」と言われているWordPressを代表とする動的CMSは、逐次実行の直列処理であるため、コア数をいくら横に並べても高速化されません。
しかしGoogleは、Webサイトの表示速度を検索エンジンの評価の一つとしています。
遅いウェブサイトですと、ユーザ様が離脱してしまいますよね。ユーザービリティが下がってしまいます。
世界中のエンタープライズ企業のうち、60%がWordPressを商用として使用している中、HTMLページのロード時間を短くすることは、検索エンジン最適化の観点からも今後ますます重要となっていくでしょう。

~では、「KUSANAGI」はどれくらい速いのでしょうか~

”世界最速”であることで知られている「KUSANAGI」ですが、実際にはどれくらい速いのでしょうか?
“Apache benchテスト”を行い、1秒間に1000リクエストサーバに送ったとき、デフォルト環境と比較して、「KUSANAGI」環境のサーバは、10~15倍速くなることがわかっています。
下記は、実際に「KUSANAGI」で行っているチューニング内容です。

~とにかく速いWordPress第10回より~

上から順に高速化チューニングを行った場合、最終的に「測定不能」と表示されているのがおわかりいただけますでしょうか。

~「KUSANAGI」の高速化チューニング~

高速化には、大きく分けてフロントエンドとサーバサイドの2つの側面があります。
「KUSANAGI」が速くしているのは主にサーバサイドです。「HTMLページのロード時間を短く」して、「1秒当たりのリクエスト数を増やす」という二つの工程で高速化を可能にしています。

先ほどから技術的な話になってしまっていますが、「HTMLページのロード時間を短く」する代表的なチューニング内容を、ここで3つご紹介致します。

 

①APC(PHPアクセラレータ)
可読性のあるPHPの中間コードをキャッシュすることで、約1.85倍速くすることができます。

②MySQLのクエリキャッシュ
MySQLのデータベースに同じリクエストが来た際に、それを処理する中間コードをキャッシュすることで1.15倍高速化します。

③翻訳キャッシュ
WordPressのような英語圏のソフトウェアは、翻訳処理に時間がかかります。管理画面のように、常に変わらないページを表示する際はキャッシュしてしまって処理を速くすることが可能です。これが結構重たくて、1.6倍高速化されます。

①と②に共通しているのは、「同じリクエストがある限り、再利用する」という仕組みです。常に行われる訳ではないので、安心ですよね。

 ~「KUSANAGI for S-Port」導入事例紹介~

「KUSANAGI for S-Port」を導入いただいた企業様も多くいらっしゃいまして、高速化したことにより、「TVやラジオ出演時の急激なアクセス増への対策ができるようになった」などのお喜びの声をいただいております(下記写真は対象事例です)。2017年11月には「KUSANAGI for EVA」もリリースしておりますので、今後より多くのユーザー様に使っていただけるのがとても楽しみです!

~「KUSANAGI for S-Port」をご導入いただいた、ファーイースト国際特許事務所~

「KUSANAGI」について解説して参りましたが、いかがだったでしょうか。
もう年末ですが、読者の皆様は来年の目標など決まっていますか?
私の2018年の目標は、MCとして飛躍することと、全国のエンジニアの皆様と、「KUSANAGI」ユーザー会を盛り上げていくことです☆彡

どこかでお会いできればうれしいですね・・・!それではまた!お読みいただきありがとうございました。

著者プロフィール(岡田あすみ氏)

プライム・ストラテジー株式会社 PR担当 岡田 あすみ

福岡県出身で食べることが大好きです。東京農業大学で栄養学を勉強した後飲食店の店長を3年間経験。
現在はタレント業務を行いながらPRの仕事に特化して働いております。
世の中に面白い情報を届けることができるWordPressの魅力に惹かれ、ITを1から勉強中です。