酉年は鋼鉄の翼ではばたけ!Flightradar24で世界の飛行機を追跡! 第03回 17年01月 / 最終更新:2017.01.23
朝、鳥のさえずりが聞こえると優雅な気持ちになりますが、あの行為、実は『縄張り争い』。目的は威嚇です。
「俺の縄張りじゃ!コラァ!」が正しい鳥語訳なのですが、僕らはそう聞こえません。『気づいてない事実』は、世の中無数にあります。
以下の内容も、『気づいてない事実』かもしれません。
上記画面は、リアルタイム航空機追跡レーダー『Flightradar24(フライトレーダー24)』(PC版)での映像。
夕暮れ時の日本周辺を捉えたものですが、黄色いマークは全部飛行機!この画面だけでも1500機あります。
アジアの一部だけでこの数。
一機あたり、まぁ250人(現在主流の中型旅客機で概算)で計算すると、その数37万人。品川区民全員分にほぼ匹敵します。
ふわふわ浮かんだお空の中に、品川区全員がぷかぷか吸い込まれている状況は、想像するとなんだか楽しい!
『気付いてない事実』ですが、我らは既に『空中民族』です。
今回紹介するアプリは、そんな空中民族たる人類の生んだ鉄の鳥、『飛行機』にて、ちょっと遊んでしまおうというアプリ。
◆『Flightradar24(フライトレーダー24)』とは?
航空機の飛行位置をリアルタイムで表示するアプリ。ただ、それ以外にも多彩な楽しみがあります。
無料のPC向けWebサービス、無料/有料のiPhne、Android向けにはアプリが用意されています。
まずは無料のPC版から体験することをお勧め。
≪PC版≫
https://www.flightradar24.com/ ※無料
≪アプリ版≫
iPhone ※無料版
iPhone ※有料版
英語ですが、操作は見れば分かります。
+- で拡大縮小(アプリ版はピンチ)を行い、マウスドラッグ(スライド)で、世界中好きな場所へと旅立てます。
GoogleMapに感覚が近い。
各航空機をクリック(タップ)すれば、写真、出発点、目的地、機体名称、速度、高度などが表示。
ヘリやプライベートジェットなども表示される点が魅力。
珍しい飛行機に見つけた時の感動は、海辺でたまたまワケのわからない小魚とかに遭遇した時の喜びに近いかもしれません。
レアケースですが、本来表示されない筈の軍用機が表示されることがあります。
世界最大の旅客機 エアバスA380(なんと二階建て!)や、日本では退役したジャンボジェットを探すのも楽しいです。
もうひとつの目玉は飛行位置からの3D仮想映像。富士山周辺を飛ぶ姿などは圧巻。
GoogleMapとの違いは、飛行に応じた景色移動と、時間軸がある点。
日が暮れれば夜になり、地平線の先に太陽が出ることもあります。本気で旅気分です。
尚、アプリ版には、AR(拡張現実)を利用した識別機能があります。
飛行機を選択し、画面右上の双眼鏡マークを押下。あとは空にかざすだけで、上空を飛んでいる飛行機を識別し、
距離や行先が表示。無料版でも利用可能。
飛行機が目視できずとも、その先に航空機があれば情報が表示されます。
上記写真では、飛行機は見えていませんが、その先にある航空機情報が表示されています。
経験上、20km付近の飛行機は肉眼で見えることが多い。
ちなみに20kmは概ね 東京駅 - 川崎駅 までの距離。肉眼で見える飛行機も、意外と遠くを飛んでいることが分かります。
是が非でもレーダー探知した飛行機を肉眼で見たい!と思った筆者は、ひたすら、自宅に近づきつつある飛行機を確認。
そして最も自宅に近づいたと思われたタイミングで空を見たところ、いました!!!小さいけれどいました!!!!
スマホをかざすとこの通り。
成田発 釜山行きの航空機であることが分かります。更に詳細を見ると韓国のLCC チェジュ航空の機体であることが判明。
先ほどの自ら撮った写真を拡大してみます。
カラーリングも一致しています!やりました!!何だか感動です!!!
行先や航空機の名称などが分かると、普段飛んでいる飛行機も、グッと身近になります。これぞ『気付いてない真実』
空を見上げて、「GOOD LUCK!!」と、普段絶対口にしないような言葉で、爽やかに見送りたくなります。完全に錯覚ですが、僕も大空を愛する仲間に加われたように思いました。
そんなインドアなのにアウトドアな気分にさせてくれる不思議なアプリ、『Flightradar24(フライトレーダー24)』、お勧めです!
≪PC版≫
https://www.flightradar24.com/ ※無料
≪アプリ版≫
iPhone ※無料版
iPhone ※有料版
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