大人のアプリ広場

著:吉田幸助氏

闘牛はスポーツか否か?採点方法は?『ねんどのもぐらたたき』第44回 20年07月更新

筆者個人的意見ですが、有名だけどルールがよく分からないものの代表は、『アメリカンフットボール』と『闘牛』なのです。

特に『闘牛』がまるで謎。スポーツなのか芸能なのか?

ここでいう闘牛とは、スペインの闘牛。牛対牛で戦わせる競技ではなく、牛とヒトが戦うもの。(本文で闘牛と書いた場合は、スペインの闘牛を指します)

『体』を使うので何となくスポーツのように思う。そしてどうやら『闘牛士のランク』というものがあるようで、『ランク』という言葉が出る時点で、スコア=得点がある…と考えると、何らかの『勝敗』はあるのだと思う。

というか、闘牛の『勝敗』って何?

何をもってして勝利で、何を持ってして敗北?

そもそも闘牛ってスポーツ?

疑問が湧いてきます。

◎そもそも闘牛はスポーツなのか?

闘牛をまるで知らない方に説明しますと、牛の前で赤い布をヒラヒラさせ、興奮して突進してきた牛を剣で仕留めるものです。←かなりザックリとした説明ですが。観客はそれを見て、その仕留める行為の美しさや華麗さに喝采をあげます。

果たしてこれは『スポーツ』なのだろうか?

このことについて以前、知人であるY氏が説明してくれたことがあります。Y氏は選挙では投票用紙に『俺』とだけ書き投票するという(それも毎回)、『筋金入りの変人』なのですが、彼は堂々とこう言います。

 

闘牛はスポーツだと。

 

彼の主張はワリと説得力あって、スポーツの歴史の中で、ヒトVSヒトが主流になったのは、実は最近のことであると。

そこに至るまでの間は、ヒトVS虎 や ヒトVSライオン 等、『VS獣(ケモノ)』という形態も珍しくなかったのだと。(特にローマ時代)

その流れの中で残った数少ない競技が『スペイン闘牛』であると。

確かにそうかもしれない。

ただ、この話を聞いてから数十年経過した今、改めて調べてみたら、1968年の国際スポーツ・体育評議会(ICSPE)によるスポーツの定義なるものが出てきました。

概ね以下に該当するものがスポーツのようです。

・競技の性質を持つ
・自分、または他人との競争
・もしくは自然障害との対決を含む何らかの運動

調べたところスポーツ定義の中に『獣(ケモノ)』に関する記述は微塵もありませんでした。そりゃそーだ。少なくともスポーツ定義のど真ん中ではないようです。

ただ、『自然障害』に『獣(ケモノ)』を含ませるのなら、これはスポーツに該当するようにも思います。

どっちなんでしょうね?

ちなみに上の定義でいけば、登山もスポーツになりそうな感じがします。

とまぁスペイン闘牛がスポーツかどうかは、『グレー』というのが、適切な解なのかもしれません。まぁ、闘牛に従事する方も、観客の皆様も、そんなのどっちでもいいことかもしれませんが。

 

◎闘牛の勝敗って何?

この疑問、ネットで簡単に判明すると思ったのですが意外と苦戦したのです!なかなか情報が無い!!!こんな有名な競技なのに何故??

いろいろ調べた結果、以下であることが概ね分かりました。

<闘牛の勝ち>
を美しく仕留める

<闘牛の負け>
牛を美しく仕留められない

結局牛さんはお亡くなりになってしまうことには変わりないんですけどね。ちなみにお亡くなりになった牛さんは、即座に食肉へ加工されます(闘牛場には必ず精肉場が隣接されている)

ここで言う『美しく仕留める』とは、牛を苦しめずに一発で仕留めること。

『美しく仕留められない』とは、牛をなかなか絶命し切れず、時間がかかってしまうこと。

その『仕留める行為』をいかに美しく、いかに華麗に行うかが、闘牛における “優劣” のようです。

ここまでは分かった。

そうなると、フィギュアスケートとか体操とか、採点競技に近いかもしれない。

となると、『採点方法』も気になります。

フィギュアや体操のように、厳格な採点ルールはあるのか?

どうやら採点は観客が行うようです。電子集計システムとかあるのかと思ったらぜんぜん牧歌的で、闘牛を見た観客が『何か白いもの』(ハンカチとか)を振り、そのフリフリが多ければ “良い闘牛”、少ない時は “悪い闘牛” となるとのこと。

主催者側はそのフリフリ数から優劣を判断し、『牛の耳』を与えます。そしてその耳の数が闘牛士の評価になります。

通常は牛の耳1枚、すごく良かった時は2枚、感動レベルのすごい闘牛だった時は尻尾が授与されると。

耳と尻尾だったんですね。。

この『耳獲得数』が闘牛士の評価の基準となり、人気の目安にもなるようです。人気闘牛士は芸能人級のスターになります。収入もすごい。

何となくですが、闘牛は採点型スポーツの要素を持ちつつも、歌舞伎などの芸能に通じる点もあるようですね。

牛を一撃で仕留めるのは、相当の身体能力が必要で、牛の動きを読む力、一瞬で牛の急所に剣を打ち込む能力。そこには優れた動体視力や戦略、もちろん強靭な筋力が必要です。

そして優れたスター性やエンターティメント性も必要となります。

結論として、闘牛はスポーツの特殊ジャンルということで良いのではないかと思います。相当、特殊ではありますが。

◎闘牛豆知識

オマケですが、牛は別に色に反応しているワケではないみたいですね。牛は色網(色の判別ができない)そうでして。

更についでですが、闘牛には『弱らせ担当』が居ます。流石に元気があり過ぎる牛に突っ込んでこられたらこっちも死んじゃいますし。(牛の方が体重も上なので当然です)

競技が始まると、ある程度弱らせる担当(ピカドールという槍打ち士や、馬上から槍で打ち牛を弱らせる担当)が、まず牛の戦闘力を削ぎます。その後『マタドール(とどめを刺す主役の闘牛士)』が登場し、ひらっひらっと牛をかわしつつ仕留めていきます。(我々の知る闘牛の多くはこの部分)

そういえば小さい頃、闘牛ごっことかしましたねぇ…。風呂上りにタオルとか使って。今の子供は、闘牛知ってるのでしょうか??

◎ヒトVS獣のゲームといえば!

そういえばヒトVS獣といえば、ゲーム界では超ポピュラーなものがあります!モグラたたきです!今回紹介するのは、それが”ねんど”で表現された『ねんどのもぐらたたき』です!!

この素朴な感じがワクワクをそそります!

ここからは我々の親しんだモグラたたきと同じです!ときどきおっさんが出てくるので、それは叩いちゃダメみたいです!

かなり気持ちいい!『ねんどのもぐらたたき』、おすすめです!!

ねんどのもぐらたたき ねんどのもぐらたたき

 

 

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