今やスマートフォンの普及からインターネットというものがより一層身近になりましたね。
各ウェブサイトは色々な目的がありますが、何にせよ全てのウェブサイトに該当する共通事項は1人でも多くのユーザーにウェブサイトをみて欲しいということです。ユーザーの訪問数が多いウェブサイトは偶然皆が訪問している訳ではなく、クリックしてもらえるように、また検索した時に見やすい場所に表示されるように対策をしています。それが言わずと知れたSEO対策です。
今回はWordPressサイトでのSEO対策についてご紹介します。
1、SEO対策の基本知識
2、WordPressは有利って本当?
3、内部対策
4、外部対策
5、最後に
1、SEO対策の基本知識
SEOという言葉は昔と比べてかなり身近なものになりました。
SEO対策とは前述した通りウェブサイトを上位に表示されるようにして自然検索から流入率を増やす施策のことで、具体的に言うと内部対策と外部対策の2つに分類されます。後述しますのでここでは説明を省きます。
ウェブサイトは評価の指標となる200以上の項目に対してどれだけ忠実かを判断されGoogle先生によって評価される。
評価項目に従事していれば評価は高くなり、評価が上がれば検索順位が上がり、検索順位が上がればユーザーが閲覧する確率が上がり最終的にコンバージョンにつながるというメリットがあります。
検索エンジンはいくつか種類がありますが、基本的にGoogleの検索エンジンだけ意識すれば問題ありません。
なぜかというと現在世界中での検索エンジンのシェア率はGoogleの独占状態だからです。
下記の表は見ていただければ一目瞭然です。
順位 | 検索エンジン | シェア率 |
---|---|---|
1位 | 90.61% | |
2位 | Bing | 3.24% |
3位 | Yahoo | 2.09% |
4位 | Baidu | 2.04% |
5位 | YANDEX RU | 0.68% |
6位 | その他 | 0.134% |
ちなみにYahooはGoogleの検索エンジンを使用しています。
このことから流入率を上げるためにはGoogle先生が気にいるようなサイトでなければなりません。
2、WordPressはSEOに有利って本当!?
このように言われるようになったのは「ワードキャンプ・サンフランシスコ 2009」で行われた公式イベントである講演にてGoogleの検索エンジンを開発する部門の責任者の一人マット・カッツ氏が下記のような言葉を放ったからです。
WordPress is a great choice.WordPress automatically solves a ton of SEO issues.
WordPress takes care of 80-90% of(the mechanics of) Search Engine Optimization (SEO).
つまり、「WordPressはSEOの対策を80%〜90%網羅しSEOにおける問題を自動的に解決してくれる。それゆえWordPressを利用することは非常に良い選択だ」ということです。このような発言があってWordPressはSEOに有利だと囁かれるようになりました。
また、WordPressは内部対策の評価項目に対する設定を容易に行うことが可能であり、GoogleがWebマスター向けガイドラインで提唱している内部対策をほとんど網羅していると言われていますので、実際対策はしやすいです。ただしWordPressを使うことが必ずしも検索順位の向上に繋がるというわけではありませんので、そこはご理解ください。
3、WordPressでの内部対策
前述した通りSEO対策は内部対策と外部対策に分類されます。内部対策とは簡単に言ってしまうと検索エンジンに対して「僕のサイトはこういうこういう内容ですよ〜」と分かりやすく伝えることです。そうすることで検索エンジンがどのようなサイトかを認識して、自分のサイトのテーマに関して検索された時に検索結果に表示するという仕組みです。それではWordPressサイトでできる簡単なSEO対策をご紹介します。
1.xmlサイトマップ作成
クローラーはリンクを伝ってくるので新規構築したサイトを巡回しようとしてもできないのでXMLサイトマップを提供する必要があります。
これによりクローラーによる巡回の依頼ができるとともに、サイト内の全てのページを網羅的に巡回してもらうことが可能です。
WordPressでは「Google XML Sitemaps」というプラグインがありますので、それを使ってXMLサイトマップを簡単に作成することができます。
一度設定を行えば新しく記事作成した時に自動でサイトマップを更新し、自動で検索エンジンに通知します。そうすることで検索エンジンの自分のサイトに対する情報を更新してくれます。
2.メタ情報の設定
WordPressのSEO対策ができるプラグインはいくつかあり、有名どころでいうと「Yoast SEO」や「All in One SEO Pack」等があります。
このようなプラグインを活用して簡単にメタ情報を記事ごとやカテゴリ毎に簡単に設定することができます。
ただし現在、メタキーワードはサポートされておらずSEOの指標として使えませんので設定する必要はないかと思います。
3、重複・低品質コンテンツの回避
SEOにはいくつかペナルティがありまして、そのうちの1つが重複・低品質コンテンツです。
重複、類似ページが存在する場合、Googleの評価アルゴリズムの過程であまり良くない評価を受けてしまう場合があります。そうならないように
低品質なページ、また作りかけのページ等はインデックスされないように設定し、重複コンテンツがあればそれらの記事に対してcanonical URLを設定し、URLを正規化する必要あります。この対策は他の評価を上げるための対策ではなく評価を下げないようにする対策です。
これも「Yoast SEO」や「All in One SEO Pack」等のSEOプラグインで簡単に設定が出来ます。
4.画像を軽量化する。
SEOにおいて表示速度は近年とても重視されています。表示速度を向上させる簡単な手法の1つが画像を軽量化するプラグインの導入です。
ただし、プライム・ストラテジー株式会社が提供するKUSANAGI環境を利用すると、より表示速度の向上が見込めますので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。リンクは本記事の最下部に貼っていますので、興味があれば是非ご覧ください。
5、内部リンク設定
これは具体的にいうとパンくずリストや関連記事へのリンクのことです。
これもプラグインを導入することで簡単に表示することができます。また「Show Article Map」という記事間の内部リンク構造を可視化することができる便利なプラグインもあります。
6、モバイル対応のテーマを使用する。
WordPressの公式テーマのほとんどがモバイル対応になっていますので基本的に問題ないと思いますが、当然モバイル対応でないテーマもありますのでテーマをインストールする際はよく確認してください。特に最近ではMBI(モバイルファーストインデックス)が本格的に展開されましたので、モバイル対応していないテーマを使用するのはSEO対策だけでなくユーザビリティ的にも良くないので、何か特別な事情がないかぎりモバイル対応のテーマをご使用ください。