,こんにちはー!プライム・ストラテジーの森下です。
先日WordPress5.1がリリースされました。今回のメジャーリリースに伴い新しい機能「サイトヘルス機能」というものが搭載されました。
今回は主にこの「サイトヘルス機能」にフォーカスを当ててコラムを書いていきたいと思います!
1. サイトヘルス機能
サイトヘルス機能が搭載されたことにより下記の2点のメリットを受けることができます。
古いPHPに対する警告を表示
サイト内で実行しているプログラム内にてPHP 5.5 以下を使用している場合、図1のように管理画面にてサイト管理者に警告を表示してくれるようになりました。
また、この警告とともに「Learn more about updating PHP」というボタンが表示されます。このボタンをクリックするWordPressの公式サイトに遷移します。遷移先のページではPHPをアップデートすることでウェブサイトを3〜4倍高速化させ(現在はPHP7.3の場合)、セキュリティも高めることができると説明されており、またそれらによって受けられるメリット等も記載されております。また、PHPのバージョンアップについて公式サイトでは下記のように記述されております。
Thus, exactly how to do the update depends on your hosting company. We’ve asked hosting companies to submit instructions on how to update your PHP version on their hosting, and you’ll find a list of hosts who have instructions available here.
WordPress公式サイト
上記では「正確なバージョンアップの手順はホスティング会社によって異なります。各社が公表しているバージョンアップの方法について、こちらの文書 にまとめました。」と記述されております。実際に各社の手順を見るとアップデート方法をとても丁寧に説明してありますので、WordPressがサポートしているPHPの要件をクリアし常に速くて安全なウェブサイトを保ちましょう。
WSOD回避機能
プラグインやテーマにPHPエラー等が発生すると、画面に何のメッセージも表示されず、ただ真っ白な画面が表示される場合があります。WordPress コミュニティではこれを一般に「WordPress 死の真っ白画面」(WSOD, White Screen of Death) と呼んでます。サイトヘルス機能が搭載されたことによりプラグイン・テーマに不具合があった場合、管理画面にだけは入れるようになり、またエラーになったプラグイン・テーマにはマークが付き、原因追求を容易にしてくれるようになりました。
2. その他の変更点
今回のメジャーリリースに伴いサイトヘルス機能だけではなくエディターのパフォーマンスの改善がされました。公式サイトでは「エディター内での安定したパフォーマンス向上を実現することができました。エディターの起動が少し速く、タイピングがよりスムーズに感じるはずです。」と記述されています。
実は本記事の原稿も5.1にアップデートしたWordPressのGutenbergで書いているのですがとてもスムーズに感じています。
また開発者のための新たな関数や機能等がアップデートされております。詳細は公式サイトに記述されておりますので興味があれば参照ください。
今回はいかがでしたでしょうか。今後新規サイト構築やサーバの引っ越しを考えられている方がいらっしゃいましたら、是非日本に大規模なデータセンターを構え、手厚いサービスをしてくれることで定評のある鈴与シンワートの「S-Port」クラウドを導入してみてください。
また、併せてKUSANAGIというWordPressサイトをキャッシュ未使用でも高速化を可能とするサービスも是非使ってみてはいかがでしょうか。
ご興味がある方は以下をご参照ください。