OpenStack海外動向コラム

著:野田貴子氏

OpenStack開発者メーリングリストの要約4月29日~5月5日第07回 17年06月更新

こんにちはー。野田貴子です。今回は開発者メーリングリストの要約版を送付します。
昨今、OpenStackの注目度が高まっており、OpenStack開発者メーリングリストやコラムをチェックしている人も多いと思います。
英語が苦手な方にとっては、日本語で要約版があると助かるのではないかと考え、月間のダイジェストとして日本語訳したものをお伝えすることにしました。

以下の意訳文をお読みいただき、興味があるもののみ英文の原文を読まれるとよいと思います。
興味がある方はご参考ください。海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

さて、今回は「OpenStack開発者メーリングリストの要約4月29日~5月5日」の要約をいたします。興味がある方はご覧ください。

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POST /api-wg/news

●新たに公開されたガイドライン
  ○API 互換性ガイドラインのセットを作成する 1
●レビュー中のガイドライン
  ○マイクロバージョンについて:nextminversion フィールドをversion bodyに追加する 2
  ○version discoveryに関する5つのドキュメントスイート 3
  ○過去のサービスタイプのエイリアスに関するサポート 4
  ○作業中:マイクロバージョンのアーキテクチャのアーカイブのドキュメント 5
●全スレッド:6

5月8日~9日、R-16週とR-15週のリリースカウントダウン

●注目点:
  ○Pike 機能開発とリリースゴールの達成
  ○ボストンサミットでのフォーラムに参加するチームメンバーは、要件の取りまとめと、コミュニティの別パートからの
   フィードバッグの収集に集中しなければなりません。
●活動:
  ○Ocataの安定ポイントリリースをしなければならないプロジェクト:
    ・aodh
    ・barbican
    ・congress
    ・designate
    ・freezer
    ・glance
    ・keystone
    ・manila
    ・mistral
    ・sahara
    ・searchlight
    ・tricircle
    ・trove
    ・zaqar
  ○中間リリースモデルに従うプロジェクトのうち未完了のもの:
    ・aodh
    ・bitfrost
    ・ceilometer
    ・cloud kitty[-dashboard]
    ・ironic-python-agent
    ・karbor[-dashboard]
    ・magnum[-ui]
    ・murano-agent
    ・panko
    ・senlin-dashboard
    ・solum[-dashboard]
    ・tacker[-dashboard]
    ・virtage[-dashboard]
  ○2017年に何も公開していない独立したプロジェクト:
    ・solum
    ・bandit
    ・syntribos
  ○今後の締め切りと予定:
    ・ボストンサミットのフォーラム:5月8~11日
    ・Pike-2 マイルストーン 2:6月8日
  ○全スレッド: 7

OpenStackの動きは速すぎでもあり、遅すぎでもある

●Drew Fisherによるユーザー調査 8 の18~19ページにて、同じ問題を何度も何度も示していると述べられています。
  ○物事が進むのが速すぎる
  ○LTS(長期サポート版)リリースがない
  ○N-1 ←Nではないものにとってのアップグレードは恐怖である
    ・OpenStackコミュニティは、N-1←Nのアップグレードが確実に機能するように、合理的なテストを実施しています。
    ・18ページ:「大半の大口顧客はのんびりアップグレードし、旧バージョンを動かし続けています。
     彼らが次のバージョンのシステムをデプロイする前に、そのバージョンのサポートが終了してしまうことさえあります。」
    ・我々は安定リリースのさらなる追加や、それらへの長期対応を考えてはいません。理由は以下の通りです。
  ○その作業のためにはさらに人材が必要な上、この分野にコントリビューターを惹き付けるのは困難です。
  ○マスタ上での我々の作業を阻害しないように上記の作業をこなす方法を見つける必要があります。
●自動テストを実行するため、我々のCIで実行可能な旧バージョンの開発プラットフォームが必要です。
  ○サポートされているバージョンの開発ツールのセットアップとピップ。
  ○サポートされているバージョンの様々なライブラリとシステムレベル依存(例:libvirt)。
●OpenStackは安定ブランチがない状態で始まり、発表されたリリースでは更新がN-1←Nで曖昧に機能していました。
●ディストリビューションは各自の安定ブランチを維持していました。
  ○各自の作業が重複しないように、安定ブランチの共有が提案されました。
    ・ディストリビューション・パッケージの関与がより限定的になりました。
    ・現在では収まり先を探しているのは一人だけです。
●安定ブランチの維持にはコストがかかります。
  ○安定ブランチが実際に動作し続けることを保証することが複雑です。
  ○インフラ・リソースの可用性。
●OpenStackは以前より安定したため、長期メンテナンスの需要はより強くなりました。
  ○大抵の人は上流が何とかしてくれると思っており、上流というのがさまざまな組織に雇用されている人々の集まりだということを
   認識していません。おそらく資金繰りに興味がないのでしょう。
●現在の安定ブランチモデルでは、安定ブランチを1年間だけサポートすることにおいては役に立ちません。次の2つのことが考えられます。
  ○OpenStackコミュニティでは、上流でこの作業を行うことに価値があり、そのために各組織がリソースを投資すべきだと考えているかもしれません。
  ○OpenStackコミュニティでは、下流でこの作業を処理する方が良いと考えているかもしれません。
●サミットでは安定化チーム9向けの研修セッションが行われる予定です。
●Matt Riedemann氏は安定化の作業において、ビデオ 10 イーサパッド 11 スライド 12 を行いました。結論として、
 そのコストはリソースの不足のために正当化できないと判断されました。
●全スレッド:13

[1] – https://review.openstack.org/#/c/421846/
[2] – https://review.openstack.org/#/c/446138/
[3] – https://review.openstack.org/#/c/459405/
[4] – https://review.openstack.org/#/c/460654/3
[5] – https://review.openstack.org/444892
[6]  – http://lists.openstack.org/pipermail/openstack-dev/2017-May/116374.html
[7] – http://lists.openstack.org/pipermail/openstack-dev/2017-May/116401.html
[8] – https://www.openstack.org/assets/survey/April2017SurveyReport.pdf
[9] – https://www.openstack.org/summit/boston-2017/summit-schedule/events/18694/infraqarelease-mgmtregsstable-project-onboarding
[10] – https://www.openstack.org/videos/video/openstack-stable-what-it-actually-means-to-maintain-stable-branches
[11] – https://etherpad.openstack.org/p/stable-branch-eol-policy-newton
[12] – https://docs.google.com/presentation/d/1k0mCHwRZ3_Z8zJw_WilsuTYYqnUDlY2PkgVJLz_xVQc/edit?usp=sharing
[13] – http://lists.openstack.org/pipermail/openstack-dev/2017-May/thread.html#116298

※本コラムは以下のブログを意訳したものです。

引用元
https://www.openstack.org/blog/2017/05/openstack-developer-mailing-list-digest-20170507/

※本コラムは原文執筆者が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。