OpenStack海外動向コラム

著:野田貴子氏

レポート:オープンソースのオブジェクトストレージは「かつてないほど主流」第32回 19年08月更新

こんにちはー。野田貴子です。今月も海外のOpenStackコラムを意訳してご紹介します。ご参考いただければ幸いです。
#

しばらく時間がかかりましたが、オブジェクトストレージは境界を超えました。データをオブジェクトとして管理するコンピュータデータストレージアーキテクチャのルーツは1994年(eBayが設立されDVDが発売されたのと同じ年)にまで遡りますが、先日のGigaOmのレポートによりますと、今では「かつてないほど主流になりつつある」とのことです。

オブジェクトストレージは通常、第2層ストレージ、バックアップ、長期アーカイブに使用されていますが、今はデータを常時すばやくアクセスできるようにしておく必要があるクラウドネイティブのワークロードをサポートしています。主に、デバイスが増えそれらのデータストリーミングが急増したことによって、この変化は進んできました。「ハイブリッドクラウドデータ管理によるデジタルトランスフォーメーションの実現」というタイトルの12ページのレポートでは、避けては通れない流行語をいくつか追加しつつ、新しいユースケースについて概説しています。

著者Enrico Signorettiは、最も保守的な幹部でさえも「今では自信を持って、複数のユースケースのためにハイブリッドクラウドインフラを構築しています」と述べています。

ユースケースの主な例:

– クラウドバースト:データを完全に制御し必要な時間の分だけ支払いながら、クラウドで利用可能な膨大なコンピューティング能力を、要求の厳しいワークロードと迅速な分析に活用します。
– クラウドの階層化:柔軟性を維持しながら、あまり使われていないデータをクラウドにオフロードして、GBあたりのコストを抑えます。
– ビジネス継続性(BC)と災害復旧(DR):データ保護やインフラ回復力を犠牲にすることなく、補助的な災害復旧用サイトの費用を削減します。
– 高度なデータ管理とガバナンス:グローバルな顧客にサービスを提供しながら、ますます要求の厳しい各地域の規制に準拠します。
– エッジサービスの急増:コアインフラやクラウドインフラの間でデータをやり取りするユーザー、アプリケーション、データジェネレータをサポートします。

Scalityが後援するこのレポートは、オープンソースのオブジェクトストレージの利点を詳しく述べています。

Signorettiによると、適切なオーケストレーションソリューションを使用したオブジェクトストレージは、どこからでもどんなデバイスからでもアクセスするこができ、大量のデータを安全かつ費用対効果の高い方法で管理することができるということです。

オブジェクトストレージソリューションには、以下の特徴があります。

– クラウドやオンプレミスのインフラ全体でのデータ流動性を可能にして、上述のユースケースをサポートする
– 強力なセキュリティ機能を保有する
– アーキテクチャとビジネス両方の柔軟性を実現するために、高度なデータ管理機能を提供する

このレポートでは特に、Scalityの製品であるZenkoとRING8の利点について具体的に説明していますが、Ceph、Swift、Minioなど、オープンソースのオブジェクトストレージのプロジェクトにも上記の特徴が当てはまります。詳しくは、こちらの完全なレポートをご覧ください。

※本コラムは以下の文章を意訳したものです。
引用元 
https://superuser.openstack.org/articles/open-source-object-storage-more-mainstream-than-ever/

※本コラムは原文執筆者が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。