Webサービスの可用性と耐障害性について 第03回 17年01月 / 最終更新:2017.01.30
目次
みなさまこんにちは!
S-Portに記事を寄稿させて頂くのが3回目の、岡田あすみと申します。
現在はプライム・ストラテジーにてマーケティング課に所属しながら、自分のエバンジェリスト力を上げるべく、IT分野をゼロから勉強中です。よろしくお願いいたします。
東京・埼玉・大阪・九州・沖縄の企業のシステム担当の皆さまに朗報です。
鈴与シンワートでは、最近データセンターの増設が進み、より多くの方が安心・安全にデータセンターを利用できるようになりました。
2016年12月には沖縄に、2017年1月には九州にもデータセンターが完成したそうです。
皆さまの中には、会社が大きくなってきて社内の様々な管理業務にデータセンターやクラウドを使用することを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが
という疑問を持たれている方もいらっしゃると聞きます。
実際に、東日本大震災の時には某大手ベンダーのデータセンターが復旧せず、多くの基幹システムが停止してしまった事件がありました。
全国各地で地震が起き、安全性が問われている今、信頼できるクラウド事業者様に情報を預けたいと思うのは必至ではないでしょうか。
大切なデータをどこに預けようか、頭を悩ませているシステム担当の皆様!
データセンターやクラウドサービスを選定する際に、今注目されているWebサービスの“可用性”と“耐障害性”についてお伝えしていこうと思います。
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・可用性(Availability)とは?
合意した時間、すなわちビジネスがITサービスを必要とした時間に、どれだけITサービスが利用できたか、ということです。
算出する公式もあり、
「実際にITサービスが提供された時間」÷「合意したサービス時間-ダウンタイム」で求めることができます。
例えば業務時間外である深夜1時にシステムがダウンして、2時間後の午前3時に復旧した場合、ビジネスがその時間帯にITサービスの提供を必要としていないのなら、「可用性」に影響は与えないということになります。
可用性を高めるためによく行われるのが以下の3点です。
①システムを二重化して予備システムを準備すること
②予備システムへの切り替えを行うこと
③データのリストア時間を短縮すること
ITサービスに影響を与えてしまっては「可用性」が下がってしまいます。
企業の信頼性を高めるためにも、可用性を高める対策は、クラウド事業者にとって優先順位が高いものだと考えられます。
・耐障害性とは?
英語にして、「フォールトレランス」のことです。
問題が発生した際に、機能や性能に影響なく動かし続けるための備えのことであります。
「問題が発生したときにどうするか?」という“問題が発生したときの備え”とも言えます。
可用性と、耐障害性の明確な違いは、「サービスの停止時間」があるかどうかということです。
障害が発生した場合に、短時間の中断であれば許容できるプログラムもあれば、一方で数秒のダウン時間も許容できないほど時間にセンシティブなプログラムを運用している業界もあります。
このような企業はお客様の大切な情報を取り扱っているケースが多いため、一分一秒のサービスダウンが非常に大きな損益になる可能性があるようです。
鈴与シンワートのデータセンターは特にこのような「可用性」と「耐障害性」に優れているため、大規模な災害が起こった際でも顧客へのインパクトが少ない対策がされています。
今回増設された鈴与シンワートのデータセンターのポイントをまとめると、以下のような点が挙げられるそうです。
●震度7に耐えうる免震構造
●5段階に及ぶ強固なセキュリティ設備
●24時間365日の有人運用
●災害リスクが極めて低いロケーション
●交通アクセスに優れた場所
これらのことからもわかるように、鈴与シンワートのデータセンターやクラウドのサービスは非常に強固なシステムであり、提供しているWebサービスには耐障害性があり、なおかつ可用性の向上を意識されていることが伺えます。
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その他にも、鈴与シンワートには“サポートが手厚い”という一面があります。
営業の方がたくさんいて、わからないことがあればすぐに教えてくれるサポート体制があります。
今回増設した九州と沖縄のデータセンターを含めて国内で計5か所の拠点があることになる鈴与シンワートのデータセンターですが、拠点が広がったことによりさらに広い範囲の人が地域に密着した手厚いサービスが受けられるようになりました。
今後オンプレミス環境からクラウド環境やデータセンターの利用を考えられている方は、ぜひ地域に密着した手厚いサービスが受けられる鈴与シンワートのサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
今回鈴与シンワートのことを調べていて、とても歴史が深くサービスも多様であることがわかりました。
鈴与グループは200年も続く地域に根差した企業で、地元の方を始め多くの方から厚い信頼があります。
次回はその長い歴史を紐解きつつ、さらにサービスに踏み込んで鈴与シンワート様を紹介していきたいと思います。
どうぞご期待ください♬
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