WordPress5.2で自動復旧機能が実現。プラグインの選び方、万が一の対応方法について

WordPress5.2で自動復旧機能が実現。プラグインの選び方、万が一の対応方法について第22回　19年05月 / 最終更新：2019.05.13

こんにちは。佐々木晶子です。今回は「WordPress5.2で自動復旧機能が実現。プラグインの選び方、万が一の対応方法について」というタイトルで書きます。

全世界の1/3のWebサイトがWordPressで動いている時代になりました。WordPressがここまで普及する理由は技術者でなくても簡単におしゃれなサイトを作れて、簡単に更新できるだからでしょう。これからWordPressを使ってWebサイトを作ろうとされている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に朗報があるので、お伝えします。
WordPress次バージョンの5.2から、万が一の障害時に自動復旧する機能が備わります。心強いですね！
このコラムではこれからWordPressを始める方へ簡単なご紹介をいたします。WordPressは大きく分けて「WordPress本体」と、追加アプリケーションである「プラグイン」とデザインアプリである「テーマ」の3つの構成で作られています。

ちなみにWordPress本体の標準機能でもかなりのことができます。私が所属する吉政創成株式会社のWebサイトはWordPressで作られていますが、入っているプラグインは以下の4つだけです。

・GoogleAnalytics用のプラグイン
・バックアップ用のプラグイン
・お問い合わせ用のプラグイン
・SNSブックマーク表示用のプラグインで作られています。
※吉政創成株式会社　https://www.yoshimasa.tokyo/

なかなかうまく作っていると思いませんか？こんなサイトがノンカスタマイズで技術を知らなくても作れるのです。

ちなみにテーマは有料のものを使っています。無料のテーマもあるのですが、国産の有料テーマのほうが高品質なものも多く安心です。WordPressはテーマを変えるだけで、ガラッとデザインを変えられるので、とても便利です。今まではリニューアルのたびにWebページを個別に作り直す必要がありましたが、WordPressはテーマを変えればトップページなどの個別設定のところを修正してリニューアル完成です。実は吉政創成のWebサイトも先日リニューアルしましたが、テーマを変えてトップページの設定を変えるのと確認作業で2時間かかりませんでした。
この手軽さと高機能さがWordPressの売りなのです。ただ、WordPressの怖いところは「画面真っ白障害」です。WordPressを運営したことがある人は経験したことがあるかもしれません。これはプラグインとテーマのバージョンアップ時に不整合を起こし、画面が真っ白になってしまい、ログインもできなくなってしまう状態です。ちなみに真っ白になっても以下の方法で簡単に治るので、真っ白になった人は是非やってみてください。

1）PC画面が真っ白になった人は、スマホで見てみる。スマホ画面が生きていることもあります。その時はスマホ画面からログインして、バージョンアップで問題を起こしたテーマやプラグインを削除すれば完了
2）FTPでログインして、バージョンアップしたプラグインまたはテーマを削除する。これで復旧します。事前にFTPアカウントを発行しておいていつでも削除できるようにしておいた方がいいです。

ちなみにこんな作業もWordPress5.2が出るまでの話です。このコラムを書いている2019年4月末日の時点での最新のWordPressは5.1.1ですので、そろそろ5.2が見えてきてますね。WordPress5.2が出ると、バージョンアップ時に問題を越したプラグインやテーマを自動的に削除して復旧してくれます。もう、画面が真っ白になって焦ることもなくなるのです。これからWordPressを始める人にはとってもいい機能です。
ただ思うのは、プラグインはあまり使い過ぎないほうがいいですよ。特に以下のようなプラグインは問題を越しやすいので、要注意です。

・1年以上更新されていないプラグイン
・最新のWordPressと互換性がないプラグイン
・利用ユーザが少ないプラグイン（更新されなくなるケースが多いのです）

ちなみに、WordPressだけではなく、全てのCMSの弱点ですが、コンテンツ量が多くなってくると表示スピードが遅くなっていきます。そうならないようにするために、あらかじめ高速な環境でWordPressをご利用になることをお勧めします。
弊社は鈴与シンワートS-Port V Series+KUSANAGIを使って超高速環境を作っています。高速だと検索順位も上がりやすいです。興味がある方は以下のサイトをご覧ください。

弊社が使っているS-Portのサービスは以下になります。
https://s-port.shinwart.com/service/cloud/type_v/

超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」は以下のページをご覧ください。

https://s-port.shinwart.com/service/eva/kusanagi/