ほとんどのWebサイトが片手落ち。高速化はフロント、バックエンド、ネットワークの全部速くないとダメ 第24回 19年07月 / 最終更新:2019.07.19

こんにちは。佐々木晶子です。今回も高速化の話です。

ネットで検索すると、高速チューニングとかKUSANAGIの話とか、Webの高速化の話はあちこちにいろいろな情報がでていますね。多くのWeb担当者はGoogleの検索順位が気になってます。
それはGoogleがPageSpeed Insightsなどの表示速度ツールを公開して、遅いサイトに「あなたのサイトはペナルティを受けていますよ」と表示するようになったからだと思います。やはり数字で表示されると明確ですよね。

一方で巷のサービスは片手落ちのばかりだと思っています。Google PageSpeed Insightsでの計測もフロント部分だけでもなく、バックグランドだけでもなく、ネットワークの部分でもなく、全体の速度を測定しています。それなのに「フロント部分だけの高速化」や、「バックエンドだけの高速化」や、「ネットワークだけの高速化」だったりと多くが部分的なサービスなのです。それぞれの専門技術が別なので、別々のサービスになっているようですが、お客様もGoogleも求めているのはトータルでの高速化なのです。

ちなみに吉政創成のWebサイトをGoogle PageSpeed Insightsで計測すると以下の表示が出ます。

とても高いスコアです。ちなみにGoogle PageSpeed Insightsは放置するとスコアが落ちていくので定期的にチェックする必要があります。吉政創成もスコア95に甘んじることなく、常に努力していく必要があります。

さて本題に入ります。このスコア95は、鈴与シンワートが提供するクラウドサービス「S-PortCloud」でネットワークの高速化を図り、KUSANAGI上でWordPressを動かすことでバックグランドを速くし、独自のチューニングでフロントを速くした結果、高いスコアになったのです。

ちなみに、KUSANAGIメーカーのプライム・ストラテジーさんはフロント、バックグランド、ネットワークも含めてトータルの高速化をチューニングしてくれます。興味がある方は鈴与シンワート経由でお問い合わせいただけると嬉しいです。

今回のコラムを読んで、「KUSANAGIだけでは高速化できないの?」と思われた方もいるかもしれません。もちろん、KUSANAGIを入れるだけでもかなり速くなります。しかし、フロントやネットワークに大きなボトルネックがあれば、そこが原因で高速化できないことがあります。また、最新のテーマを使ったWordPressの場合、バックグランドが原因で低速になることが多いです。かなり凝った画面にしたり、大量のアクセス処理が必要な場合は、フロントも含めた全体チューニングが必要になると思います。ご参考になれば幸いです。

超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」に興味がある方は、以下のページをご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/service/eva/kusanagi/