クラウド型TV会議システムの現実的な採用利点 第27回 16年05月 / 最終更新:2016.05.23

みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。

今回は「クラウド型TV会議システムの現実的な採用利点」というタイトルで書きます。

私は現在、約10社とアドバイザーを務めており、4つの業界団体を主宰しています。仕事柄、様々な方と会議を行いますが、その場に集まっての会議だけではなく、TV会議を使用しての会議が当たり前のようになりました。
この場でご紹介できる具体的な最新の調査データがなかったので、あくまで感覚的な話になりますが、複数の拠点を持つ会社や、在宅勤務を採用している企業の大半ではTV会議を採用されていることが増えたように思います。

TV会議は以前と比べて、使い勝手が良くなった上、品質が向上し、価格も安くなりました。以前はTV会議を導入しているだけで、儲かっている会社というイメージがありましたが、現在は、出張費や交通費の節約と、効率的な時間の使い方を目的にした導入が大半になりました。今やTV会議システムは便利な道具と言うだけではなく、経費削減の道具となってきています。

TV会議システムは、使い勝手、品質だけではなく、提供形態も大きく変わりました。以前はオンプレミスのTV会議システムしかありませんでしたが、現在はクラウドによるTV会議サービスが大きな選択肢として加わりました。

クラウド型TV会議サービスを採用される方が評価される点は主に以下になります。

1.常時接続的な利用がないため、クラウド型TV会議サービスのほうが安価である
2.クラウド型TV会議サービスは常に最新の機能や技術を使える

「1」については、鈴与シンワートのS-Port Cloud Tシリーズを見ていただけるとすぐに理解できると思います。

S-Port Cloud Tシリーズ:
https://s-port.shinwart.com/service/cloud/t_series/

「2」についてですが、オンプレミスのTV会議システムでは、最新の技術を使用する際に、購入からある程度期間がたっている場合、買い替えなければいけない場合があります。一方でクラウド型のTV会議サービスの場合は、プロバイダー側が最新技術にアップグレードしていくケースが多く、ユーザは新しい機材を購入しなくても、最新の技術を使えるようになります。(クラウド型のTV会議サービスでも、ユーザが使用するカメラやマイクは自身で最新のものを購入する必要があります)

さて、ここまではどこのコラムでも書かれているような内容ですが、最後にオンプレミスのTV会議システムユーザがクラウド型のTV会議サービスに切り替える現実的な理由をご紹介します。オンプレミスのTV会議システムユーザの皆様には大変納得がいくものと考えています。

A)オンプレミスのTV会議システムはケーブルが壊れることが多く、その修理代などが意外と高額になること
B)オンプレミスのTV会議システムは付属品やケーブルが行方不明になることがある

実は、上記のA)とB)はセットになっていることが多いです。A)でケーブルや付属品が壊れ、隣の会議室から借りてきて、報告するのを忘れてしまうと、B)が発生します。

A)は導入された方はご存知だと思いますが、オンプレミスTV会議システムは多いですよね。会議スペース自体がもともとTV会議室を想定して作られていないことも多く、狭い会議室にTV会議システムが設置されるため、会議室内を移動する際に、ケーブルを足でひっかけて、ケーブルを壊してしまうこともあります。また、一つのTV会議システムを複数の会議室で使いまわしているため、会議のたびにTV会議システムが会議室間を移動します。その際に、会議システムのケーブルを抜き忘れ、そのまま移動してしまい、ケーブルやケーブルの差し込み口が壊れてしまうケースです。これはかなり発生頻度が高い事象ですよね。

一方でクラウド型のTV会議サービスは、PCに接続するマイクとスピーカーもしくは、ヘッドセットのみを用意すれば使用できますので、万が一壊れても安価ですし、あまり壊れることはありません。

いかがでしょうか。簡単な説明ですが、これから検討される方にとっては後半のケーブルに関することがかなりの参考になったのではないでしょうか。

クラウド型のTV会議サービスに興味がある方は、鈴与シンワートのS-Port Cloud Tシリーズも是非ご覧ください。

S-Port Cloud Tシリーズ:
https://s-port.shinwart.com/service/cloud/t_series/