常時SSL非対応サイトは「危険なサイト表示」。無料で簡単に常時SSL対応する方法 第37回 18年02月 / 最終更新:2018.02.15

みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。

今回は「常時SSL非対応サイトは「危険なサイト表示」。無料で簡単に常時SSL対応する方法」というタイトルで書いてみたいと思います。

少し前の常識では個人情報をやり取りする箇所だけSSL対応すればよいという話でした。
今はもう違います。

全てのページをSSL化する常時SSLが重要になっています。
そうなった背景はGoogleが常時SSLを推奨しているからです。

かなり前から、Googleは常時SSLにしないと、Web閲覧者に「このサイトは危険なサイトですよ」と表示することを予告していました。

それが今回、本当にやってきた感じがあります。

具体的には2018年7月にリリースされる Chrome 68から実装される機能になります。

これが実装されると、非常時SSLサイトが開かれたときからブラウザ上に「保護されていない通信」ラベルを常時表示するようになります。

詳しくわからない人は「危険な感じ」がしてしまい、そのうちにそのサイトから足が遠のくことでしょう。

これは推測ですが、そのうちに非常時SSLサイトは検索順位が落とされ、さらにブラウザ上に表示する際に「危険なサイトですが閲覧しますか?」というボタンが表示され、自己責任で閲覧する人だけが閲覧できるようになるはずです。
Googleは資本主義圏の検索市場を牛耳っているので、やりたいことが何でもできます。

Googleは健全な検索環境を作りたいと考えており、怪しいサイトは徹底的に排除したいのです。怪しいサイトは非常時SSLに含まれていることが多く、全てのサイトのオーナーを今より明確にしたいという意図もあるのだと思うのです。

でも、この常時SSLは詳しくない人にとっては難しい代物ですよね。無料のものから有料の高いものまであります。高いものの方が信頼度が高いので、何かいいことがあるのではないか?などと思う人もいます。用途に合わせてご利用されればよいと思うのですが、ここでは、とりあえず無料で使いたい人にちょっとだけ情報をお渡しします。

無料のSSLは更新期間が短く、その都度の作業が面倒くさいですよね。

世界最高速クラスの実行環境「KUSANAGI」には無料SSLの管理機能が備わっています。「KUSANAGI」のインストール時に無料のSSLを設置でき、その後の更新作業も自動でできるのです。

「KUSANAGI」は改ざん防止ための機能も強化され、超高速化もでき、無料のSSL管理も楽なので、使わない手はないです。「KUSANAGI」はWordPressのみならず、PHP系のCMS、PHPフルスクラッチサイト、Ruby on Railsフルスクラッチサイトを動作させることができます。
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