Google Test my siteに見る3G回線基準でUXを考えろ 第39回 18年04月 / 最終更新:2018.04.25

みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。

今回は「Google Test my siteに見る3G回線基準でUXを考えろ」というタイトルで書いてみたいと思います。

少し前に、GoogleがTest my siteというWebサイトのパフォーマンス測定ツールを出しています。当たり前ですが、表示速度が遅いと、閲覧者はイライラして離脱してしまいます。それ故に、高速化が必要ということなのですが、Googleは今回のTest my siteにメッセージを込めているように思えます。

それが3G回線です。

Test my siteを実施すると、3G回線での速度計測がされ、その結果が表示されます。

今時、3Gは使わないよねー。という方も多いと思いますが、Googleは数年以内にモバイルネットワークの70%が3G回線程度のパフォーマンスしか出ないと予測し、Test my siteを3G回線基準で測定しています。と、表示することが予想されます。

本当にそうなるかわかりませんが、モバイル端末が増えて、データ量が増えていく中で、回線がボトルネックになることが容易に想像できます。

恐らくですが、モバイルユーザーが大半を占めていくであろう将来、検索結果が表示されるまでの時間が遅くなればユーザーはGoogleから離れていくでしょう。そうなると、SNSでのコンテンツ検索にユーザーニーズが移っていきます。事実、若者のネット検索はGoogleなどの検索エンジンに加えてインスタで検索するケースが増えてきています。具体的には「うまいラーメン」を検索したくなった時、若者はGoogleではなく、インスタグラムの播種タグ検索で「うまいラーメン」を調べて、出てきた画像でうまそうなラーメンを選んでそこに食べに行くような使い方をしています。SNS内検索は検索先のサイトが遅いということはないので、単純にSNSの検索スピードによって表示されます。Googleが恐れているのはこれではないでしょうか。

さて、そんな話はさておき、今、Googleからペナルティを受ければ、検索順位が下がり、アクセス数が減るので、ここは守りたいところです。

Test my siteでチェックして要改善が出た方はクラウドスペックを向上させるか、早いクラウドに変えるか、無料の超高速実行環境「KUSANAGI」を採用するかという話になります。

KUSANAGIはRails、PHP系(WordPressなどのCMSを含む)を10倍程度高速化するので、Test my siteで要改善が出た方は、重い画像を軽くしてKUSANAGIを採用すればかなり解決するはずです。「要改善」とでているのに放置すると、一生懸命頑張ってコンテンツをよくしても、足かせがあるので、なかなかアクセス数が増えないはずです。

もし、「要改善」が出てしまった方は、世界最高速Webサイト実行環境「KUSANAGI」を是非活用ください。

「KUSANAGI」はS-Portとも相性がいいです。興味がある方は以下をご覧ください。

KUSANAGI for S-Port
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