やってはいけないWordPressカスタマイズ編「子テーマの話」 第52回 19年06月 / 最終更新:2019.06.07
みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。
そんなに大げさな話ではないのですが、今日はWordPressのカスタマイズの話をいたします。個人的にWordPressはカスタマイズせずに使う派なのですが、お客様によってはどうしてもカスタマイズしてほしいと言われることがありますよね。実際に多くの法人サイトで使用されているWordPressはカスタマイズされて使われています。お客様は委託する業者を信頼してカスタマイズを依頼するのですが、業者によってはあれっ?と思うようなカスタマイズをしている会社もあります。今日は独断で、そのカスタマイズって良くないというのをご紹介します。
◆子テーマを作らず、テーマ本体を直接カスタマイズしてしまうケース
もしかして私が間違えてるの???って思うくらい、テーマ本体を直接カスタマイズしているケースを見ます。でもやっぱり、テーマ本体を直接カスタマイズするのって良くないと思うのです。良くない理由は以下の通りです。
・テーマ本体を直接カスタマイズしてしまうと、テーマをバージョンアップした際にカスタマイズした部分が上書きされてしまい、テーマが崩れてしまったり不具合が発生することがあります。
・テーマが崩れるのが怖かったり、更新が面倒になって更新が滞ることで、バージョンアップされて行かなくなり、セキュリティーホールが空いたままになったりすることもあります。
子テーマでカスタマイズをしている場合は、本体のテーマのみをバージョンアップすれば、子テーマをいじらずにそのままバージョンアップできるので、カスタマイズされているサイトにはとても向いています。そのはずなのに、意外に子テーマでカスタマイズをしていないサイトが多くて、気になってしまいます。もしかしてやむを無い理由があってそうしているのかわかりません。単純にお客様を囲い込むつもりでそうしているのかもしれません。子テーマにしていないと、開発した人でないとバージョンアップが難しいですし、バージョンアップのたびにバージョンアップ費用がもらえます。ただ、私はやっぱり勧められません。
そこで、これからカスタマイズする方は是非、子テーマでカスタマイズするように指示をしたほうがいいです。
ちなみに、すでに子テーマを使用せずにカスタマイズしてしまったのですが、保守する人がいない、または保守が高い方は、是非、プライム・ストラテジーのWordPress保守をご利用ください。他社が開発したものもサポートしてくれます。また、WordPressを導入されている方は、保守移管のタイミングやバージョンアップのタイミングでKUSANAGIを導入するのはいかがでしょうか?
高速化しますし、セキュリティも向上します。ちなみにこのコラムを掲載いただいている鈴与シンワートのクラウド「S-Port」はKUSANAGIとの相性も良く、さらに高速化します。
今、WordPressで遅いと思っている方は、是非S-Port+KUSANAGI+リニューアルで対応してみてください。興味がある方は以下をご覧ください。
S-Portのサービスは以下になります。
https://s-port.shinwart.com/service/cloud/type_v/
KUSANAGIは以下のページをご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/service/eva/kusanagi/
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