社内の人件費と外注費を比べると外注費のほうがお得。コストセンターは圧縮するべき 第27回 19年10月 / 最終更新:2019.10.21
こんにちは。佐々木昌子です。今回は外注費の話です。
一般的な社内の空気として仲間である社員の給与には手を付けられないが、外注費は手を付けやすいということで、コスト削減の話を頂くことがあります。これは日本の企業では割とありがちな考えです。
一方で外資系の場合は、社員の人件費も外注費もコストはコストで同等だという考え方があります。
この違いは日本の企業は社員を育てて成長させるという考えからきていると思っています。社員を成長させたいから、そこはやめないように給与には手を付けないという考え方です。
一方で外資系の場合は、社員を育てるという考えはあまりなく、その時に条件を満たす社員を年単位で契約できれば良いという考え方なので、社員も外注もあまり関係がありません。
そんな感じなのでかなり大雑把に言うと、日々定常的に発生する業務は社員を雇用して実施し、毎日発生しないような業務や特殊業務は外注することが多いような気がします。社員に能力があり、既存の社員で対応できる場合は、社員が担当することが勿論あります。このような分け方で社員と外注を活用すると、コストが最適化すると考えます。
日本のサラリーマンの平均年収は454万円です。月に直すと38万円弱の金額です。一方で外注費で38万円になると、経理上目立つようになる。社員の月給が38万円の場合、通勤費、社会保険料の会社負担分、オフィススペースなどを考えるとほぼ倍の社員一人当たり80万円近くコストが発生しているはずです。
Webに関していえば、月収40万円のWeb担当者は社内のコストで考えれば、月次コスト80万円で年間720万円のコストになります。結構なコストです。
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