PageSpeed Insightは相対評価なので、速度チューニングは随時実施する時代に 第58回 19年12月 / 最終更新:2019.12.04
みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。Googleの検索エンジンの重要指標の一つにモバイル端末での表示速度というのがあります。これはかなり重要な指標であり、「遅い」判定が出ると、ペナルティを受けているという意味合いになり、検索順位が下がっていくか、上がらなくなっていきます。
多くの方が表示速度測定ツールにGoogle社のPageSpeed InsightかTEST MY SITEを利用しています。Googleの検索エンジンに対するSEOの話なので、ツールとしてはGoogleのツールを使って測定するのが一番正確で信用があります。
TEST MY SITEは文字の通りサイト全体の表示速度を見るツールです。このツールは具体的にモバイル端末で平均ページ表示時間が2.5秒未満になれば、「遅い」判定が外れるという明確な数字指標があります。一方でPageSpeed Insightは、個別のページごとに測定するツールですが、何秒以下だとOKという秒数指標がありません。
つまりは相対評価なのです。世界中のWebサイトが高速化されれば、PageSpeed Insightの判定も厳しくなるということなのです。おそらく、Google社としてももっと速くしてほしいということなのだと思います。
さて、PageSpeed Insightの指標が相対評価ということなので、一度チューニングして高速化したからOKというわけにはいかなくなったと思います。当然、Webサイトもコンテンツが増えれば、サイトは重くなりますので、Webサイトは更新すればするほど、少しずつ重くなっていきます。ましてや、PageSpeed Insightが相対評価なので、定期的にチェックしつつ、チューニングも定期的に行った方が良いというです。
しかし、チューニングはCSSやScript系の話、画像の話などちょっとした専門知識がないとできないです。プラグインでチューニングを行うのも方法ではありますが、プラグイン同士の相性やテーマとの相性もあり、うまくいくとは限りません。一度うまくいってもプラグインのバージョンアップにより悪化することもあります。
そう考えると、プラグインやWordPress本体のバージョンアップにより不具合を極めて起こしにくいKUSANAGIを導入するのがとても良いかと思います。KUSANAGIはWordPressなどのCMS向けにチューニングされた実行環境(OS、DBなど)なので、Webサイトのバックグラウンド処理が高速化されます。KUSANAGIを導入するだけで高速化します。
※興味がある方は以下の「KUSANAGI」紹介ページをご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/service/eva/kusanagi/
しかし、高速化するのはあくまでバックグラウンドの処理なので、CSSなどのフロント部分が遅いと表示スピードとして課題が残るのです。
そこで、お勧めしたいのはプライム・ストラテジーが開発したKUSANAGI Premium Edition(WEXAL込み)です。WEXALはフロントを高速化するプライム・ストラテジーの技術です。KUSANAGI Premium EditionはKUSANAGIにWEXALが標準で搭載されたバージョンです。WEXALがあれば、専門的な知識がなくても自分が好きな時にWebチューニングができます。しかも1コアで月々3万円+税ですので、とてもお得です。
KUSANAGI+WEXALは今後の高速化の定番になると思います。(プラグインの様な小手先だけだと、不具合など結構怖いという)興味がある方は是非試してみてください。
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