昭和の普通少年から見た日本のペット事情『ねこバランス』 第18回 18年04月 / 最終更新:2018.04.23

昭和時代の少年期、私が飼っていたペットは文鳥、金魚、ミドリガメ、そしてザリガニでした。父親が動物嫌いなので、自分が飼えた動物はこれが限界。共通して言えることは限りなくゼロに近いエサ代、そして手間のかからなさ。散歩とか不要ですし。

ペットの種類にも時代を強く感じます。

文鳥なんて、今の若い方は知っているのでしょうか。全身が白で黒い大きな瞳、ピンク色の嘴(くちばし)が特徴です。さくら貝のような上品な雰囲気。

きっかけは分かりませんが、筆者が少年だった頃、日本には何故か文鳥飼育ブームが起きておりました。あの頃小鳥を飼うことが今よりポピュラーで、近所を回れば一件ぐらい何らかの小鳥を飼っていたように思います。文鳥もしくはインコ。狭い日本の住宅事情にマッチしていたのでしょうね。部屋も汚しませんし。

同時に今ではほとんど見かけなくなりましたが、あの頃はリスを飼っている人も見かけたように思います。何故減ってしまったのでしょう?

数年前ペットショップの前をたまたま通ることがあり、中を覗いてみた時、そこには文鳥はおろかインコもリスもいませんでした。

★ミドリガメ

時代の変化をより強く感じるのはミドリガメ。あの昭和少年の定番ペットは2020年をめどに輸入禁止が確定しました。大人なっていろいろ知ったのですが、このカメ外来種だったのですね。

そもそも小さい頃は、小さいカメ=ミドリガメだと思っていましたが、あれは単に子亀だから小さいというだけで、大人なると30cmを超える立派な巨ガメに成長してしまうと。

30cmはかなり巨体です。日本の古来のカメ達を容易に駆逐する勢い。

ただ、日本の子供達が飼っていたミドリガメの大半は、大人になる前に病気で死んでしまっていたみたいです。しかし一度大人になると彼らはかなり最強で、日本土着のイシガメなどを次々と駆逐。古来種が生息する場所の半分が奪われた地域もあるそうです。その流れを受け、筆者の少年時代、あれだけポピュラーだったミドリガメはついに輸入禁止の方向へ向かうことに。少々切なくもあります。

推測ではありますが、ミドリガメの飼育が面倒になった飼い主が、よもやこの小カメがそこまで巨大化するとは露知らず、悪気なく池や沼に放してしまったケースも多いのでないかと思います。つまり今、多くの地域で起きている外来種の大量繁殖は、正しい知識があれば防げたものもあるのではないか?そう思います。

★アメリカザリガニ

ちなみに外来種といえばアメリカザリガニですよね。ザリガニに至っては、日本の古来種はほぼ壊滅してしまっているようです。こちらも大繁殖中。1920年に日本に来たそうです。そろそろ100周年ですね。

筆者が少年時代を過ごした石川県金沢市は森がほとんどなかったため、森で虫取りとかはほぼ出来ませんでしたが、反面、川や田んぼが広大でしたので、ザリガニだけは困りませんでした。少年のハンティング欲を満たす対象は自然とザリガニに。

ザリガニって頭が悪いのか、特別なテクニック無くとも容易く大量確保できますからね。取って来たザリガニ同志で、バトルとか繰り広げていたものです。

ちなみにザリガニは、水の綺麗な場所で育った個体であれば普通に食べられるそうです。事実、阿寒湖のザリガニはネットで食品として購入可能です。普通に美味しいらしいです!

★結局ペットの定番は…

最終的にペットの王者の地位は犬&猫から変わらないと思います。世界的に見ると、一位はやはり犬で33%。次が猫 23% 、魚 12%、鳥 6%と続きます。

日本だけにフォーカスを絞ると犬が17%、猫が14%、魚 9%、鳥 2% と続きます。日本は犬と猫の人気がやや拮抗していますね。

この順位に関しては永久に変わらないように思います。犬一位の流れに関しても、犬種が変われども結局は犬一位のパワーバランスは変わらないように思います。

それにしてもペットとしての猫はなかなかすごいと思います。他の動物、特に犬とかは人間の欲望に応じて外見はおろか性格までも改良されまくっているのに、猫だけはベースの部分は古代エジプトの時代から変わってないように思います。多少太ったとか、そのあたりの微差を除けば。

更に、ペット化された今でも多くの猫は野生の頃の習性を維持してる点が凄いと思います。通常ペット化された動物は自然に帰すとほぼ生き延びることができないそうですが、猫に関しては多くは生き延びるそうです。たくましい。チワワなんて自然に戻したら数秒で息絶えてしまいそうですよね。猫は凄いと思います。

★そんな猫好きな方に対するかわいい猫アプリ『ねこバランス』

猫といえば俊敏性とバランス感覚ですが、それを意識した(のかどうか分かりませんが)『ねこバランス』というアプリを紹介します!

ルールは至極簡単!上から猫を指でシーソーの上にドラッグして、猫が転がり落ちないように、ねこちゃんを乗せていきます!

転がり落ちると失敗です!単純ながら奥が深いゲーム。

上手いことねこちゃん全員を乗せてあげれば成功です!こうしたほのぼのシンプルゲームを楽しんでいると、大人になった自分をつくづく痛感します。子供の頃は派手に爆発!とか沈没!とかそんなゲームばかりに惹かれていましたからね。ほのぼのねこバランス、おすすめです!!

 

 

最後に、このコラムを連載している鈴与シンワートのS-Portクラウドサービスはアプリ関連のサイトが多く使用しています。

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