大人のアプリ広場

著:吉田幸助氏

迷路には必勝法があります『ふつうの迷路』第27回 19年02月更新

昔、船橋のレジャー施設に巨大なスキー場がありました。高さ100m、長さは500m。1993年。バブルが崩壊したとはいえども、まだまだ日本にお金もエネルギーも有り余っていた時代。バブルのふわふわが、まだ少し残っていたような時代。筆者はまだ学生でした。

あの頃はちょうど、信じられないようなスキーブームのど真ん中でしたね。深夜の渋谷や新宿、池袋は、スキー場へ向かう『深夜バス』に乗り込もうとする若者達で埋め尽くされ(混雑ぶりなら渋谷ハロウィンに近い)、浮かれた連中を連日連夜、雪山へと送り込んでいたように思います。

ただ『深夜バス』って、乗車時間も長い上に、深く眠れないのですよね。ほぼ貫徹に近い状態で、ゲレンデに立つのですが、そこから更にリフトで並びます。並んで並んで、ようやく滑れます。スキーウェアの防寒性も今ほど高くないため、吹雪の中で長時間リフト待ちすると、軽く死にそうになります。更に食事も列!列!列!味は学食レベルで、メニューはカレーとラーメンぐらいしかなかったような…。

そんな、人!人!人!で、何をするにも並びまくりだった『平成初期のスキー事情』と比べ、交通インフラも整い、ブームもひと段落した今は、随分手軽&気楽になったように思います。駅直結のスキー場などもできましたし。リフトも昔程並びません。食事も随分美味しくなった上、メニューの幅も増えたように思います。

◎インターネット誕生前=平成初期の日本

あの頃のブームは、何をするにもお金がかかりました。10万円するスキーウェア着ている人とかザラにいましたし。更にスキー板やスキーバッグとか買うと、みるみる金額は倍増します。下手すると安い中古車が買えるのではないか?というレベル。ウェアや板の金額なんて底なしですし。

テレビや雑誌もそれを煽ります。

「去年のスキーウェア着るのなんて恥ずかしいよね」「最新スキーウェア、モテるウェアはこれだ!」といった具合に。

極論言ってしまえば、あの頃の情報の選択肢は『6つ』しかなかったように思います。この『6つ』とはテレビ局の数。雑誌や新聞もありますが、イメージ操作や世論への影響という点なら、圧倒的にテレビだと思います。

その数少ない選択肢の中で、「今はスキーだ!」と言われれば、もうスキーなんです。

そして、当時の世論形成というか、世間を洗脳した黒幕は、『CM』だと思っています。『テレビ番組』そのものでなく。民放各局を繰り返し、且つ横断的に流れる『CM』の威力は圧倒的でした。

油断してると、スキー&ゲレンデで芽生える恋!みたいなCMが流れるのです!民放見る限り、どの局つけてもオシャレな音楽と共にスキー系CMがバンバン流れるわけだから、若かった自分は、『モテたきゃスキーしろ!』という、命令コードが脳にピピっと自動同期されます。すぐにゲレンデに向かえ!と!

筆者も多分に漏れず、なけなしの金から可能な限りスキーに金を投じ、気がつけば深夜バス乗って、リフト待ちしていたワケです。四畳半風呂なしで生活する貧乏学生ですら、スキー場に向かわせてしまうこのエナジー。これを『洗脳』と呼ぶのなら、当時の洗脳システムは完璧に機能していたといえます。

◎当時のブーム、今のブーム

あの頃のあらゆるブームは、いつも背後に『資本の影』が見え隠れしていたように思います。仕掛け人というか。

昔と今を比べると、今もまぁ、背後に仕掛け人はいるのかもしれませんが、昔ほど露骨でなくなったように思います。そして、決して “メディアが扇動したから” でなく、自ら欲して生まれたブームも多いように思います。

ブームという表現が適切か分かりませんが、昨今のコミケやハロウィンの盛り上がりは、決してメディアや資本が扇動したものではないと思います。

来年、突然、ハロウィンが終わるとも思えないし、コミケも入場者が半減すると思えない。

誰かが扇動したブームと、自発的に起こるブームは、定着性だと思います。

そう考えると、今のブームの方が健全なように思います。一過性でなく、文化の一面を作っております。定着したものも、数多いように思います。個別に情報発信できるインターネットが登場した影響が大きいのでしょうね。時代は変化しました。

◎船橋にあった巨大な人工スキー場

さて、話を船橋の巨大な人工スキー場に戻しますが、あの頃、電車で手軽に行けるスキー場は、船橋の人工スキー場ぐらいでした。(厳密に言えば埼玉の狭山にもありますが、規模が小さかった)

筆者はあの施設でスキーをした事はないのですが(利用料が5000円と高額だったため)、電車から見えたあの施設は、今でも記憶に残っております。

外から見る巨大な鉄の塊の存在感は、本当に圧巻。

鉄の生物が優雅に宙に浮いているような感じというか。陳腐な表現ですが、アニメに出てくる巨大戦艦や宇宙船のような感じというか。

人工の造成物で、タワーやビルなど、『高さ』のあるものは他にも沢山ありますが、あの建物の他を威圧する感じは、独特です。他の建造物にない存在感を放っていました。筆者はその後、ニューヨークのハドソン川に静態展示されている航空母艦(第二次世界大戦中)も見たのですが、あの人工スキー場の方が大きく感じました。その航空母艦ですら、266mあるのですが。

ただこの施設、商業的には成功しなかったようですね。

高額な維持費、スキーブームの終焉。あまり話題に上がることもなく、ひっそりと取り壊されていました。あんなブームになったのに。あんな話題になったのに。

ちなみに今その場所は、某、北欧系家具メーカーの店舗となっております。

◎巨大人工スキー場が出来る前は?

ちなみにその場所、巨大人工スキー場が出来る前は、巨大迷路でした。1987年から1990年のお話。筆者も高校生だった当時、友達と一緒に迷路で遊んだ記憶があります。

あの当時、日本はちょっとした巨大迷路ブームで、最盛期には国内だけで100個以上の施設があったようです。ちなみに現在は20程度!随分減ったものです。理由は単純に “ブームが終わった” …という説が濃厚。

当時は自分が『ゲームのキャラクター』にでもなったような気分で、物凄いテンションで迷路を駆け抜けていたように思います。

ちなみに迷路を抜けるには、左手か右手を常に壁につけた状態で進めば、絶対ゴールできるそうです。(但し、入口に戻る可能性はある)

そして、最短距離ではないので、ある程度、時間はかかるそうです。

◎そんな迷路を体験できるアプリ『ふつうの迷路』

今回は、巨大どころか手のひらに入る迷路アプリ、『ふつうの迷路』を紹介します。
操作性は非常にシンプルで、片手で操作可能。

最初はビックリするぐらい簡単な迷路から始まります。恐らく、操作に慣れてもらうためだと思われます。

ゴールするとスコアが表示されます!

クリアするごとに、難易度が上がります。その分達成した時の喜びは格別!

 

簡単なようで奥の深いゲーム、「ふつうの迷路」おすすめです!

 

 

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