油粘土は食べてはいけない…『ねんどのマインスイーパー』 第40回 20年04月 / 最終更新:2020.04.02

小さい頃の『家遊び』の定番は『粘土』と『ブロック』でした。筆者の家庭事情によるものかもしれませんが。

とにかく自分は遊びの選択肢が少なかったのです。次男だった自分は、自分用におもちゃを買ってもらうことは皆無。大半は兄からの『お下がり』だったのですが、兄のお下がりは壊れていたり、部品が無かったり…。五体満足なおもちゃはほとんどありませんでした。かるたは取り札と読み札の数が合わないし。

超合金(と呼ばれたヒーローロボットのおもちゃ)は、パンチ部分(拳)がなくなっていて、間抜けな状態(ロケットパンチで拳を発射し、そのままどこかに消えたのだと思われる)。合体系ロボは、下半身が無かったり。

電気系は絶対的に壊滅。モーターは不動、目も光らない。子供が喜ぶ要素をほぼ失った、抜け殻状態でした。

そんな状況下、何度でも再利用できて永久に遊べるおもちゃといえば、『ブロック』と『粘土』だったのです。

ブロックは多少パーツが欠けてても遊べますし。粘土もこねれば何度でも遊べますし。

粘土の種類は油粘土。"固まらない粘土" です。

テレビアニメのロボットヒーローとかを見た時は、親にグッズをねだったりせず(教育方針上、ねだっても絶対買ってもらえないので)、自力で粘土で作ろうと試みてました。

ただ、その試みは、実際のヒーローには似ても似つかぬ、かなり残念な状態となり、切なさだけが残される結果となっていたのですが。

芸術の才能があれば、そこで道が開けたかもしれないのですけどね。そんなに甘くなかった。

◎そもそも油粘土って何?

これだけ身近だったのに、その成分が謎!そんな理由で苦節40年、ようやく調べてみたのですが、まぁ調べてみるとあっけない答えでした。

[油粘土]

鉱物粉(カオリン等)とワリセン、ひまし油、植物性油、鉱物性油を混ぜて作られた

つまり油なんですね。ちなみに『カオリン』とは、『カオリナイト』を主成分とする『粘土』のようです。

ワセリンとは、ボクサーが試合中負傷した時にぬりぬりされるアレですが、まぁ水分の蒸発を防ぐために混ぜ込まれているようです。

ちなみに『ひまし油』は簡単にいうと下剤。簡単に言えば、粘土を大量に食ったらおなかが下ります。

そして鉱物性油とは石油由来の油です。

まぁ、粘土に対していろんな油を、適度な柔らかさや、時間が経っても固まらないようにするためにいろいろ試した結果、この成分になったのでしょう。

間違いなく言えることは、油粘土は食べたらヤバイと。下剤も入ってますし。

それ以前の問題で、長期に渡って、ホコリを筆頭に様々なものが練りこまれてますからね。まぁ子供心に食ったらヤバイというのを、本能が察してましたが。

ただ、最近は食べられる粘土ってのもあるみたいですね。成分はホットケーキとかクッキーとかに近いようです。そのままでも食べられるし、焼いても食べられます。

個人的には粘土を食べたいとは思いませんがw

◎紙粘土って何?

そういえば、紙粘土なんてものもありましたね。工作の授業で使った記憶があります。一回限りで固まってしまうことに、油粘土とは違う特別感と、"失敗できない" という適度なプレッシャーを感じたことを覚えています。ここで失敗したら永久に元に戻せないという、恐怖に近い何かというか…。

ただ、紙粘土でカップ的なものを作り、絵の具で彩色し、ニスを塗った時の高揚感は今も忘れません。僕の作ったものが永久に残る!という満足感&達成感。永遠に残るという事実に、時空を制したような気分すら感じてました。

ま、数年したらその時のカップはどこかに捨ててしまったんですけどねw

ちなみに紙粘土は粘土って名前ついていますが、材料はパルプ=紙の原料です。粘土(つまり土)は入っていません。

◎そんな幼い頃の思い出をほんのり思い出させてくれるアプリ『ねんどのマインスイーパー』

今回はそんなノスタルジックな思い出と、これまたノスタルジックな気分を思い出させてくれるアプリ、ねんどのマインスイーパーを紹介します!

早くもノスタルジック感満載です!粘土で遊んだ懐かしい感触がよみがえってきます。

レベルも選択できます!

内容は、あのマインスイーパーをきちんと踏襲しています!内容もほぼ同じです!

マインスイーパーのあのドキドキ感と、粘土の懐かしさの両方が楽しめます!

 ねんどのマインスイーパー、おすすめです!!

 

 

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