大喜多 利哉の最新ネットワーク技術事情

著:大喜多 利哉氏

SORACOMのIoTプラットフォーム第07回 15年12月更新

こんにちは、デジタルサポート大喜多[http://www.ookita.biz/]です。

先日東京ビッグサイトで開催されたITpro EXPOにて「ITpro EXPO AWARD 2015」大賞に株式会社ソラコムが展示した「SORACOM Air」が選ばれました。

株式会社ソラコムは外資系クラウド事業者のメンバーが立ち上げたIoTスタートアップベンチャーであり、モノの通信に特化したIoTプラットフォームの開発を行っている企業です。

ソラコムが提供しているIoTプラットフォームサービスは大きく2つに分かれます。

(1)SORACOM Air

SORACOM Airは従量課金制のデータ通信サービスで、ソラコムが提供するデータ通信SIMを購入し、そのSIMをIoTデバイスに挿して使用します。ひと言で言えばNTTドコモ系のMVNO、あるいは「格安SIM」ですが、特徴的なのはSORACOM Airのバックボーンネットワークとその課金体型にあります。SORACOM Airの料金体系は、固定料金(300円/SIM)と通信量に基づく従量課金で構成されており、従量の通信料金は1Mバイト当たり0.2円からとなっています。トラフィックコントロール/インターネット接続性を提供するバックボーンネットワークを独自構築することで、速度クラス(現時点では、32Kbps、128Kbps、512Kbps、2Mbpsの4種類)や通信の開始/停止をAPI経由で動的にコントロール・即時反映させることができます。IoTのために最適化されたMVNOサービスであり、少量のデータしかやり取りしないモノや、大量のデータ転送が発生するものの、頻度が非常に低いといったユースケースに適しています。

(2)SORACOM Beam

SORACOM BeamはIoTデバイスと事業者サーバー間のネットワークセキュリティを提供するサービスで、ソラコムのサーバーが事業者のサーバーとの間の通信暗号化処理を代行し、SIMの個体識別番号を事業者のサーバーに伝えることで端末認証を行うという「通信暗号化+端末認証」の二面でのネットワークセキュリティを提供しています。

 

ソラコムの提供するサービスはIoTデバイスと事業者サーバー間の接続を最適化した通信プラットフォームであり、データを蓄積し、分析する基盤は事業者にて準備する必要があります。鈴与シンワートのS-PortサービスではIoTデータ基盤となるデータセンターサービス/IaaSとデータ分析/可視化のためのビジネスインテリジェンス(BI)システムをワンストップでご提供可能な数少ないベンダーです。IoTのビジネス活用にはぜひS-Portサービスをご検討ください。