オープンインフラプロジェクトの最新情報 第31回 19年07月 / 最終更新:2019.07.08
目次
こんにちはー。野田貴子です。今月も海外のOpenStackコラムを意訳してご紹介します。ご参考いただければ幸いです。
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オープンインフラソフトウェアの最新情報に詳しくなりたい方は、先日のSummit Denverで共有されたプロジェクトアップデートの動画が公開されましたので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
これらの動画では、プロジェクトチームリーダー(PTL)や中心的なコントリビュータの方々が達成したことや、将来のリリースのために目指している地点、そしてみなさんがプロジェクトに関与してロードマップに影響を与える方法について聞くことができます。
こちらのビデオページにて全ての動画の一覧を見られます。OpenStackプロジェクトナビゲーターではプロジェクトの概要はプロジェクトの概要(と参加方法)を確認できます。OSFから独立したプロジェクト(Airship、Kata Containers、Zuul)の詳細については、各プロジェクトのサイトへのリンクをたどってください。
見逃すべきでないプロジェクトアップデートをアルファベット順に並べてみました。
Airship
Airshipは緩やかに結合した互換性のあるオープンソースツールの集まりで、航海をテーマにしています。
ronic
このベアメタルプロビジョニングサービスは、ベアメタル、仮想マシン、コンテナといったコンピューティングリソースに対して、大規模な拡張が可能なオンデマンドでセルフサービスのアクセスができるようにするためのサービスや関連ライブラリを実装します。
Kata Containers
Kata Containersは、従来の仮想マシンのセキュリティと、従来のLinuxコンテナの手軽さの間にあるギャップを埋めます。
Heat
Heatはコードのように扱うことができるテキストファイル形式のテンプレートに基づいて、クラウドアプリケーションのためのインフラリソースをオーケストレートします。HeatはOpenStackネイティブのReST APIとCloudFormation互換のQuery APIの両方を提供します。
Mistral
MistralはOpenStackのワークフローサービスです。コードを書かずにタスクやワークフローを定義したり、クラウド環境でそれらを管理・実行したりするためのメカニズムを提供することを目的としています。
Octavia
Octaviaは、OpenStackと連携するように設計されたオープンソースのオペレータレベルの負荷分散ソリューションです。
Swift
Swiftは可用性が高く、分散された、最終的には一貫性をもつオブジェクトやBLOBのストアです。組織はSwiftを使用して大量のデータを効率的に、安全に、そして安価に保存できます。これは規模に合わせて構築され、データセット全体にわたる耐久性、可用性、並行性のために最適化されます。Swiftは無限に増大する可能性がある非構造化データを格納するための理想的な場所です。
Zuul
Zuulはプロジェクトゲーティングや相互に関連するプロジェクトに重点を置いて、継続的インテグレーション、デリバリ、デプロイシステムを推進しています。
※本コラムは以下の文章を意訳したものです。
引用元
https://superuser.openstack.org/articles/open-infrastructure-project-updates-denver/
※本コラムは原文執筆者が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
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