ビジネスチャットとグループウェアを一緒にするのはどうなのか 第30回 20年01月 / 最終更新:2020.01.29
こんにちは。佐々木昌子です。最近各社の調査データでビジネスチャットとグループウェアが一緒にされていることが見受けられますが、一緒にするべきかどうかについて疑問を感じています。
グループウェアはCollaborative softwareとも訳され、コラボできるソフトウェアというか環境という、かなり広義の言葉です。しかもグループウェアはコラボ方法を選ばないという側面も持っており、いろいろな機能がてんこ盛りのセットになっています。
今回のようにビジネスチャットとグループウェアを一緒にしてしまうと、コミュニケーション系のツールはグループウェアに一緒くたにされてしまうように感じます。同じような機能で、同じような性質であれば理解できますが、グループウェアとビジネスチャットは機能も性質も逆なので、一緒にするべきではないと考えています。かなり大雑把な表ですが、グループウェアとビジネスチャットの比較表を作りましたのでご覧ください。
項目 |
ビジネスチャット |
グループウェア |
グループを作れる人 |
全員 |
管理者 |
個別機能の設定できる人 |
全員 |
管理者 |
ブロック |
できる |
できない |
基本精神 |
権限を持った個人の自由結合が基本精神 |
特定管理者による全体管理・統制が基本精神 |
しかも、ビジネスチャットはチャットが基本なので、普及しているのはシンプルな機能のチャットが多いです。チャット(おしゃべり)感覚で軽くコミュニケーションができるというのが売りなので、その点でもビジネスチャットとグループウェアは分けるべきと思った次第です。
ちなみに、上記の表を見て、法人の方なら思うことがあるかもしれません。
「ビジネスチャットが使いやすく、社内でも浸透しそうだけど、勝手にユーザを作られたり、勝手に社外の人を招待されると、コンプライアンス上、怖さが残る。。。」
このように感じる法人の方は多いはずです。一方で、「今のグループウェアみたいな重いのはもう嫌だし。。。」と思っている人も多いはずです。
そこでご紹介したいのが鈴与シンワートの「TAGS」というビジネスチャットです。「TAGS」は、法人向けに特化した、3段階の暗号化の高セキュリティとAI/BOT連携で様々なシステムと【TAG】が組める、簡単便利安全なビジネスチャットサービスです。「TAGS」は「システム管理者」のみが、ユーザー登録・変更や権限変更ができます。一般ユーザが外部の人間を招待したり、e-mailアドレスなどでトークに参加させることはできないので、貴社のポリシーに則った、ユーザー管理が可能になります。
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