開発者の増加とネットワークの関係 第09回 16年09月 / 最終更新:2016.09.23

こんにちはー。今回も海外のVMware関連のコラムを意訳してご紹介します。VMwareの海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

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特にシリコンバレーで働いていると、「開発者は王だ」という考えはもうそれほど珍しいことではありません。長い間技術の会社で働いてきた我々にとってはとりわけ真実です。しかし、この数年でいくばくかの変化がありました。

1.開発者として重宝されたいがために技術の会社に籍を置く必要はもうありません。どんな種類の産業でも、ソフトウェア開発が他との差別化要因となっているからです。ですので、開発者(および開発者の生産力)はほぼすべての場所で価値を発揮します。まさに最近書かれたニューヨークタイムズの記事は、おおげさではなく、全ての企業は現在ある程度技術の会社であると論じています。

2.パブリッククラウドやコンテナが顕著な例ですが、このような新しい技術によって、開発者、そして彼らがサポートするビジネスチームは、従来IT部門によって強いられていたボトルネックを回避することができるようになりました。とりわけオープンソースソフトウェアのおかげで開発者は簡単に様々なツールを使うことができ、それらのツールはより生産性を高め、ツールの承認や提供に必ずしもITを必要としません。

3.開発者がより能力を高められるようになったことと同時に、アプリケーションの構造も変わってきています。現代のマイクロサービスのアプリケーションは、流通している多数のコンポーネントから構成されています。それらのコンポーネントに相互接続するために、開発者はネットワークサービスを必要としています。

私の見解では、この状況下でのこのような変化をすることは、ネットワークにとって興味深い成り行きです。現在のアプリケーションの開発者はネットワークインフラを必要としている、つまり別のアプリケーションのコンポーネントに相互接続するための、ルーターやロードバランサーが必要なのです。ITマネージャーは自分たちの開発者に対して、可能な限り効果的に、仕事の邪魔にならないように必要なネットワークサービスを提供するよう駆り立てられます。効果的にできない場合、ビジネスは上手く行かなくなり、「シャドーIT(訳注:従業員が許可なく使うシステム・ソフトウェアのこと)」の使用が増加するでしょう。さらにITマネージャーは開発者の生産力を超えるビジネス要件を満たすことも期待されています。例えば企業や顧客のデータのセキュリティを管理する、関連規則とのコンプライアンスを保証する、といったことです。

開発者とIT部門の要件を同時に満たす

ネットワークの仮想化はVMware NSXのコアとなる技術であり、本質的に安全なインフラにも関わらず手軽に提供できるというバランスを綿密に保っています。今年のVMworldで私は、開発者の増加や、開発者とIT部門双方の要件を満たす必要性が、ネットワークの仮想化をどう進化させていくのかについて講演する予定です。

ネットワーク仮想化システムは、GUI上でクリック操作を行う管理者よりも、APIを呼び出す開発者によってますます動かされるようになります。そこには管理者よりもより多くの開発者が関係するのです(もしみなさんの現場がそうでないのならば、何かが間違っているかもしれません)。つまり、APIには高いスループット(処理能力)を提供する必要があります。また、APIリクエストを提供するManagement Planeも可用性が高くないといけません。開発者はそれを頼りに仕事をしているのですから。

VMware09

開発者のワークロードを考えると、Control Planeにも焦点が当たります。これはパブリッククラウドやコンテナフレームワークなど、各開発者が気に入っているコンピューティング環境の多様性に適応しなければなりません。インターネットプロトコルが異なる環境のネットワークを相互接続するために発明されたように、ネットワークの仮想化もエンドポイントにおける異なる環境に適応しなければなりません。開発者がコンテナ、オンプレミスVM、パブリッククラウドのどこでワークロードをデプロイしたいと思っていても、それらのワークロードはネットワークとセキュリティサービスを必要としていますし、ネットワークの仮想化はどこでアプリケーションが動いていようとも、これらのサービスを提供するために進化しています。いくつかのVMworldセッション(Guido AppenzellerやTom Cornのspotlight sessionsなど)ではNSXをこれらの環境に拡張することに取り組んでいます。また、私は異なる環境のエンドポイントを我々がサポートできるようにするための、構造上の性能について論じるつもりです。

NSXが一番取り組んでいる課題は、開発者とIT管理者双方の要件を同時に満たすことです。IT部門はインフラが高い可用性を持ち、安全で、ビジネスポリシーに適合するように管理しつつ、開発者の進化するニーズにも高く応答しなければなりません。VMworldでの私の目的は、IT管理者がこれらのチャレンジングな需要を今後ずっと満たしていくために、NSXができることを紹介することです。ラスベガスとバルセロナのVMworldにて、顧客のみなさまにお会いし、みなさまがこれらのチャレンジに取り組む手助けができることを心待ちにしています。

※本コラムは以下のブログを意訳したものです。

引用元 https://cto.vmware.com/networking-rise-of-developers/

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。