オンラインストレージの将来 第26回 16年05月 / 最終更新:2016.05.23
みなさん、こんにちは。鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政(よしまさ)と申します。
今回は「オンラインストレージの将来」というタイトルで書きます。
この10年間20年間でストレージはかなり変わりました。
そもそも、30年前はハードディスクが高価すぎて、大半がフロッピーディスクに格納をしていた時代がありました。その時代からハードディスクが進化し、かなり安価になってきています。20年前に1GB当たりの価格が8万円近くだったのが、毎年半額になり、10年前には1GBの価格は100円ちょっとになりました。最近ではハードディスクよりも高速で高価な半導体ストレージ(SSD)も普及を始めましたが、半導体ストレージの1GB当たりの単価も2015年は50円前後になりました。
クラウド上のストレージも、先日、期限内に申し込みをされた方全員に、将来にわたってのクラウド上のストレージのデータ容量制限を無制限にされた例もある通り、単純なクラウドストレージはかなり価格が下がってきており、無料のケースも出てきてます。
一方で日本国内のインターネット接続回線のスピードも大幅に向上しています。20年前は9.6kbpsという回線スピードが割と主流でしたが、今のモバイル回線は30Mbpsくらいでしょうか?この30Mbpsは30,000Kbpsになるので、3千倍以上はやくなっていることになります。
このストレージとネットワークの進化をオンラインストレージに絡めて一言で言えば、価格が下がり、ネットワークスピードも速くなったので、気軽にオンラインを意識せずにファイル共有できるようになってきたということであり、この傾向はさらに高まると思われます。
ちなみにオンラインストレージの用途は一言で言えばファイル共有です。ストレージが安くなり、ネットワークのスピードも速くなれば、ファイル共有するべきシーンさえあれば、その利便性からもあらゆるファイルがオンラインストレージ経由で共有される可能性は高いです。
しかも、APIで様々なアプリケーションと連携され、利用者が意識しないでも自動的にオンラインストレージ上にネットワーク共有される時代が来ると思われます。
他にもたくさん例がありますが、例えば、発注書や請書、見積書などを自動的に採番し、保管する業務も自動化されそうです。今でも多くの企業が発注書などの捺印承認を回覧し、その結果のコピーを紙ファイリングしていたりしています。これらは電子回覧され、電子捺印されたものがPDF化され、オンラインストレージに保管され、その後BCP対策で遠隔のオンラインストレージに二次バックアップされるようなことは今の時代でも実現可能です。
私が支援しているGIGAPODもAPIを活用すれば今も前述のようなオンラインストレージを作ることができます。もうそういう言う時代になったのですね。
もし、社内に電子ファイルを自動的にオンラインストレージ上で共有したいなどのニーズがありましたら、お気軽に鈴与シンワートにお問い合わせください。きっとご要望に応えられるはずです。
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